2021/3/28 対広島カープ
結果は0-0で引き分け。
開幕カードのMazdaスタジアム3連戦は、1勝1敗1分とビジターのドラゴンズにとってはまずまずのスタートとなった。
特に今日の試合は再三のピンチを迎えながら(カープの残塁は16個⁉︎)、投手陣が驚異の踏ん張りを見せ、失点0で凌ぎ切った素晴らしい試合だった。
■主演選手賞
小笠原 慎之介 投手
6回無失点の結果は言うまでもなく、MAX150キロの直球とコントロール抜群のチェンジアップで、小笠原投手の真価を見せつける内容となった。
特に印象深いシーンは6回裏。先頭クロン選手のなんでもないレフトフライを根尾選手が落球。緊迫の投手戦の中、エラーでの無死2塁という大ピンチ到来にファンは頭を抱えた。
ところが、画面に映し出された小笠原投手に動揺の色無し。「根尾がレフトなら想定内」、そう言わんがばかりの太々しい表情に、小笠原投手の器の大きさを見た。
そしてそこからランナー釘付の圧巻のピッチング。
小笠原投手の今シーズンが非常に楽しみだ。
■助演選手賞
高橋 周平 選手
根尾選手を助けたのが小笠原先輩なら、小笠原投手を助けたのは高橋周平先輩だ。
3回裏、無死1・2塁のピンチで西川選手のサードゴロをうまく捌いてダブルプレーを完成。弾けば1アウトしか取れない当たりをしっかり捕球するあたり、開幕から守備が上手すぎる。
■助演選手賞
谷元 圭介 投手
7回にピンチでマウンドに上がり、昨日まで打たれまくっていた坂倉選手を見事に抑えた。
終盤はピンチの連続だったが、8回の又吉投手・9回の祖父江投手とともに、引き分けの立役者だ。
今シーズンも“火消しのタニモン”は健在だ。
さて、今日はスタメンを変更せず、慌てず騒がずの姿勢を見せた首脳陣。しかし、打線は湿ったままだ。特に両翼の打力の低さは得点力に直結する。現状のところ、平田選手も含め両翼に万全のレギュラーなどいない。来週のスタメンは積極的に動いてもらいたい。