中日ドラゴンズ アカデミー賞

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中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

主役は新世代 “ジャガ“こと石橋康太


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キャンプ8日目は待望の紅白戦。

 

まずスタメンで驚かされたのは、紅組の8番捕手に名を連ねたのが相性“ジャガ”こと石橋康太。1軍対2軍という建前はあったが、1軍に捕手が4人帯同している中で石橋捕手のスタメンは予想外であった。レギュラー格は出ない中、木下捕手が出場しないことは納得だが、今日は桂捕手も出場機会がなかった。

 

その石橋選手が攻守に主役級の輝きを魅せる。第一打席では野投からレフト線へのツーベースヒット。守りでは、捕手としてセカンドに矢のような送球を見せたと思えば、ファーストに守備位置を移してからは華麗な併殺プレーを奪取。

 

注目される根尾選手と同世代のプロ3年目が、今年初の実戦で堂々と主役の座を射止め、貴重なアピール機会に存在感をしっかりと示した

 

 

その他にも、今日のスタメンにはドラゴンズ新世代の若手野手陣がずらりと並んだ。しかし、そう簡単に打たれる訳にはいかない。今日の主役は揃って好投を見せた投手陣であった。

 

まずは、先発の笠原・柳の両投手が好投。特に、柳投手の“伝家の宝刀”縦スライダーカットボールと呼ぶ解説者もいる)が、復活の兆しを見せていた。

 

昨年は、怪我からの復帰以降、この得意球がキレもコントロールも悪く苦しんだ柳投手。今日は、武田選手郡司選手アウトコースの縦スライダーで一蹴。“伝家の宝刀”が蘇れば、二桁勝利は射程圏内だ。

 

続いての見どころは、2015年夏の甲子園決勝を彷彿とさせる、東海大相模出身・小笠原投手仙台育英出身・郡司選手の対決。

火花散る同級生対決を制したのは、見事にセンター前タイムリを放った郡司選手。しかし、打たれた小笠原投手も昨年の“脱力投法”とは全く異なり、ストレートに力強さを感じる良いピッチング内容であった。

 

その他にも、石垣選手・三ツ俣選手の好守、加藤捕手のバズーカ、石川選手・井領選手の好打と良いプレーが続いた。逆に気になったのは、高松選手の軽い守備と、橋本投手の制球の悪さか。

 

サバイバルゲームは始まったばかりだが、取り残されればすぐに2軍降格。徐々にだが、その「差」が見え始めてきた。

 

最後に、読谷では育成の松田投手松木平投手のピッチングが確認できた。また、プロ4年目・石川翔投手とプロ3年目・垣越投手が、選手生命を賭けるような危機迫る投球を見せている。

 

石川翔投手曰く「人生、今年にかかっている」

そう口にする覚悟ある選手を、ファンとして応援しない訳にはいかない。