いよいよ始まる新世代の競演
キャンプ7日目は、嵐の前の静けさか。
明日の紅白戦を皮切りに、いよいよ実戦がスタートする。今週後半は、スワローズ・ベイスターズと計3試合が組まれる。
早速、明日の紅白戦のスタメンが一部明かされ、岡林・根尾・石川昂弥・三好・石垣の5選手のスタメン出場が決定。ドラゴンズ新世代の競演に、明日の沖縄の天気を気にせずにはいられない。大丈夫、今のところ曇りだ。
迎え撃つのは、“華の2016年ドラフト組”から先発予想の2人。笠原投手と柳投手だ。
同じチームといえど、年下に打たれるわけにはいかない。先輩の意地を見せられるか。
一方、読谷では紅白戦という大きな話題に隠れて、ドラフト1位ルーキーの高橋宏斗投手が、そろそろ捕手を座らせてのブルペン投球を開始してもおかしくないと思っている。
甲子園がなかった世代だけに露出度が低く、まだまだベールに包まれている印象の高橋投手。果たして現在地はどのレベルにあるのか。こちらからも目が離せない。
ルーキーでは、一足先にブルペン投球を重ねるドラフト2位の森投手。こちらはシート打撃などでの登板がそろそろありそうな順調な調整。2軍スタートでの力みの無い調整がプラスになっていそうだ。
ブルペンを見ても大学時代の数値を見ても、コントロールで苦労する投手でないと実感できる。変則フォームだが、そのフォームが非常に安定しており、再現性も高そう。実戦が楽しみだ。
残念なニュースとしては、佐藤投手が怪我で離脱。濱田投手に続いての2人目の投手離脱となった。
怪我は仕方ないとはいえ、この時期の離脱のニュースは心が痛い。
今でも、2年前に藤嶋投手が血行障害となったニュースは脳裏に焼き付いている。
これ以上の離脱者が出ないことを願いたい。