今日は読谷組の2軍が初の対外試合。
ベイスターズとの一戦は7-3で勝利した。
まず注目は、ルーキー3選手の御披露目。
スタメンショートで出場したドラフト3位・土田選手は、最初の守備機会こそ送球が乱れたが、その後は前評判通りの“華のある”守備を披露。セカンド堂上選手との併殺時の連携プレーは、高卒とは思えない美しさを感じさせてくれた。
一方の打撃は、プロとの圧倒的な差を実感した様子。これから成長していく姿を長い目で見守りたい。
投手では、4番手に育成1位・近藤投手、5番手にドラフト2位・森投手が登板。
近藤投手は、ほぼストレートを投げていたと思われるがボールが動く動く。打者が初球から振るのだが、芯を外れたゴロの連続。画面越しではストレートと変化球の見分けが難しい投手だ。
ストライクゾーンに投げられるコントロールもあり、これからが楽しみな投手だ。
森投手は、1回をなんと4球で投げ終えてしまい、もう少し見たかったというのが本音。ゆったりとした投球フォームであるため、特にセットポジションでどのようなフォームになるかを確認したかった。
印象に残ったのは最後の打者。三遊間へのあたりを土田選手が好守でアウトにし、ルーキー2人が早速グータッチ。2020年ドラフト組の実績デビューを象徴付けるシーンであった。
ルーキー以外では、2軍戦の為あまり参考にはならないが、福留選手や祖父江投手が格の違いを見せつけていた。
心配なのは先発した笠原投手。
筆者の考えでは、開幕ローテーションは4人(大野・福谷・柳・ジャリエル)が確定、残り2枠を7人(松葉・小笠原・笠原・山本・清水・勝野・梅津)で争っている構図に見える。
昨シーズンの実績がない笠原投手にとっては、今日のピッチングは決して良い内容とは言えないだろう。昨日の勝野投手と異なり、明確な改善点もよく分からない。
このままでは、少なくとも似たタイプの松葉投手には負けてしまうだろう。
明日の1軍の先発は清水投手。勝野・笠原と連続でアピールに失敗した中で、頭角を現すことができるのか。注目だ。