キャンプも早いもので第四クール最終日。
ジャイアンツとの練習試合は0対1で敗戦。
非常に見どころの少ない塩試合というのが第一印象。野手陣は各選手の弱点が露呈した試合となった。
岡林選手は走塁面、今日は牽制で釣り出されてアウトに。石垣選手はボール球に手を出す悪い癖。三好選手はプロの落ちるボールにバットが止まらず。根尾選手はストレートに差し込まれる場面が目立った。
実績ある選手はまだのんびりでも構わないが、若手の彼らに残されたアピール機会はもう僅かである。
読谷では、虎視眈々と1軍昇格を狙う渡辺勝選手がシート打撃で見事な2安打。怪我明けの福田選手も2安打と調子を上げてきた。
1軍2軍の入れ替えが迫る中、若手野手陣は踏ん張れるのか。
それにしても、一芸を持っている控え選手は強い。実戦打撃で結果も内容も良くない武田選手や加藤捕手だが、守備や肩を考えれば2軍降格は想定しづらい。
そうなれば、若手野手陣の生き残りは「走力」に左右されるかもしれない。滝野・伊藤・岡林・三好の外野手争い。三好選手のファイターズ戦2盗塁は今のところ価値が大きい。
投手陣では、岡野投手と三ツ間投手の内容が良かった。特に三ツ間投手は実戦初登板ながら、球速もコントロールも素晴らしかった。
読谷では、ドラフト2位ルーキー・森投手が初のシート打撃に登板。まとまりのある想像通りのピッチング内容であった。
想像を裏切ったのは育成ドラフト1位の近藤投手。前評判からも投球フォームからも、荒れ気味の快速左腕というイメージをしていたが、打者6人にほぼストライクを投じていた。
今後の実戦でも登板機会がありそうだ。
