クローザー不在の開幕
今日はライオンズとのオープン戦。
結果は2-14でドラゴンズの大敗。
先発の福谷投手は、3回10失点と大炎上してしまったが、来週や再来週でなくて良かったと思うしかないだろう。来週は開幕投手に向けたラスト登板、しっかり調整し直してもらいたい。
どちらかと言うと、問題が深刻そうなのは4番手で登板した福投手。ストレートの球速とキレが全くない。この状態で勝ちパターンを務めるならば、相手打線の餌食になることが確実だ。
昨年の勝ちパターン「大福マル」。
今年も3投手が揃って同じような活躍をする想定は、少々虫が良すぎる。少なくとも1人は活躍が望めない、そう考えたほうが現実的だ。
追い討ちをかけるように、R・マルティネス投手がどうやら開幕に間に合いそうにない。
ドラゴンズの勝ちパターンが、祖父江投手しか残らないという事態が、現実味を帯びてきた。
それでも、その他の投手が順調なことは救いだ。
クローザー祖父江投手、8回又吉投手、7回岡田投手・谷元投手・鈴木博志投手。
経験豊富な投手が多いため、安心感はある。
特に、今日も好投した又吉投手にかかる期待と負担は大きくなりそうだ。
一方の野手陣。
レギュラー陣が打たないのは競争がないからだろう。良い意味で捉えれば、マイペースでの調整できている。
やはり問題は、アピールできない控え陣。
このままいけば、岡林・根尾・滝野・高松の4選手は堂上・福留・福田・遠藤の4選手とチェンジだろう。
そんな中、地道にアピールを続けているのは三ツ俣選手。今日は打撃でも守備でも好プレーを披露し、最大のライバルであろう溝脇選手が出遅れているため、開幕1軍の座はほぼ確実ではなかろうか。
昨年通りであれば、捕手を除く野手の開幕1軍は14枠。レギュラーを除けば7選手となる。
平田選手・福田選手を両翼のレギュラー、アリエル選手が間に合うのであれば捕手枠と考えてみよう。
1軍確実なのは、守備職人の武田・堂上、代打の切り札・福留孝介。
当確なのは、三ツ俣・井領・遠藤。
残り1枠は走力で三好がリード、渡辺が追う構図だろう。
1軍争いは最終局目に入ってきた。