先週のドラゴンズは1勝5敗と大きく負け越した。
ジャイアンツ線の貧打爆発から始まり、カープ戦最後は自慢の中継ぎ・祖父江投手が打たれるという悲惨な内容での負け越し。
だが、1シーズン戦う上でどのチームにも1勝5敗の週はあるはずだ。ここは「こんな週もある」と切り換えて前を向いていくしかない。
さて、アリエル選手が怪我で登録抹消となり、代わりにビシエド選手が昇格してくるであろう今週。対戦カードは全てビジターのベイスターズ・スワローズ戦だ。
分かりやすく言えば先々週のリターンマッチ。特にホームで1勝2敗と負け越してしまったベイスターズには、意地でやり返してもらいたい。
ポイントは初戦の大野投手だろう。
チーム状態を上向けるために、まず必要なのは週頭をエースで勝つこと。未だ勝ち星なしのエースは、今シーズン初白星を掴むことができるか。
大野投手自身も、先々週打ち込まれたベイスターズが相手だけに期するものがあるだろう。力で捻じ伏せる投球を期待したい。
その他の先発陣だが、登録抹消がなかっただけに、先週同様の6人が予想される。
とすれば、勝野投手と松葉投手はラストチャンスの位置付けとみて良さそうだ。
野手陣では、2番京田・3番福留・6番三ツ俣が機能し始めているだけに、このスタメンを維持していくのか注目が集まる。
特に福留選手は毎試合スタメンとは考えづらく、外れた際に誰が3番を務めるのかが課題だ。
逆に、出場機会の減った平田・阿部・福田の起用法も大切になってくる。特に、阿部選手はシーズンに欠かせない戦力であることは間違いない。
どのようにコンディションを上げてくるか興味深い。
2軍では、金曜日からの3連戦でついに石川昂弥選手が怪我から復帰しそうだ。堂上選手が4番を務めるなどやや火力不足であった打線に、軸となり得る存在が帰ってくる。
同じく離脱中の石垣選手の状態も気になるが、まずは石川選手2年目のスタートに期待したい。