中日ドラゴンズ アカデミー賞

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中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

開幕ローテは、俺だ!


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オープン戦4戦目の対イーグルス戦。

結果は3-2でドラゴンズが勝利した。

 

まずは投手陣。

先発の野投貫禄のあるピッチングを見せた後、2番手でマウンドに上がったのは野投

与田監督からは「岡野と清水はいろんな対応ができるようにしておきたい」と、先発だけでなく中継ぎ起用の可能性を示唆するコメント。その中継ぎテストともいえる今日の登板だった。

 

結果は2失点と、内容も結果も今一つ。今シーズンから投球フォームを変えたとは言え、セットポジションでは披露できない悩みがある。今日の野投は昨年の野投のようであった。

次回のリベンジに期待しよう。

 

一方、4番手の鈴木博志投手は相変わらず人が変わったような投球。グニャグニャ変化するボールで打者の芯を外し、コントロールも全く心配なし。

腕を下げる投球フォームにして約半年。ここまで劇的に変わるものなのだろうか。良い意味で衝撃である。

 

 

続いて野手陣。

昨日に続いて最もアピールに成功したのは、ルーキーの三好選手だ。昨日の盗塁技術に続き、今日はセンターの守備でアピール。

打球に対する反応において、不安な動きを一切見せず、安心感のある守備を披露。

 

数週間前、週刊ベイスボールで、高校時代の三好選手の対戦チーム監督が『何ですか。あのセンターは?どこに打っても捕られてしまう……』とコメントしていた記事を思い出した。

まだ実力の全容が把握できない三好選手だが、守備力が高い可能性が強くなってきた。

 

代走と守備固めがハイレベルで務まるならば、打撃力はあまり関係なく1軍の座を掴める。

代走のライバルであろう高松選手の盗塁が決まらなかったことも、三好選手にとっては追い風となっている。

 

 

さて、2軍は昨日に続きオリックスとの練習試合。

 

先発の松葉投手は、5回2失点の微妙な投球内容。しかしながら、松葉投手の場合は昨年もそうであったように、良くも悪くも1軍と2軍で大きく結果が変わらない投手だ。むしろ2軍打者の方が打ちやすそうにスイングしている感じさえある。

つまり今日1軍で登板していても、5回2失点程度の結果だったのであろう。

 

それでも、開幕ローテーション入りのためにアピールする立場である松葉投手にとっては結果が大事。昨日5回無失点の投球を見せた小笠原投手と比べると、半歩後退といったところだろうか。

 

対照的に、2番手で3イニングを投げた梅津投手はアクセル全開。昨年よりも荒々しさが増した投球フォームから、最速150キロの直球を中心に、2軍の練習試合としては1人だけ別次元のピッチング。

開幕ローテは、俺だ!

逆転での開幕ローテーション入りに向けて、肘の怪我からの回復具合が順調なことを強烈に印象付けた。

 

その他で目に付いたのは、まず石垣選手の守備。

サードを主戦場としており、速い当たりには滅法強い守備の名手だが、今日はショートでその経験を惜しみなく披露。強烈なショートゴロを何度も華麗に捌いて見せた。

 

それでも、横への守備範囲という点ではやや物足りない印象があるため、やはり二遊間よりはサードで見たい選手。打撃面が注目される石垣選手だが、いつの間にか守備で飯が食える選手になってきている。

 

次に、ドラフト3位ルーキー・土田選手の守備。

試合後半からショートに入ったが、安定感がルーキーとは思えない。最近のルーキーという面では、根尾選手の守備と比較してしまうが、入団時の守備力は段違いである。

 

最後に、今日の3番手で登板した育成1位ルーキー・近藤投手

カーブが上手くコントロール出来ず、ストレートに頼るピッチングとなってしまったが、ストレートが手元で動くのでそれでも問題がない様子。

打者に粘られてもストライクゾーンに投げ続けられるコントロールを持っているため、四球での大崩れも今のところ心配ない。

 

貴重な中継ぎ型の左腕として、もしかすると橋本投手とのチェンジで1軍もあり得るな、と思わせてくれる内容であった。

恐らく近日中のどこかでドラフト2位ルーキー・森投手が、1軍で顔見せ登板を行うことが予想されるが、同時に近藤投手も登板する可能性が出てきたと感じる。

まだオープン戦、育成選手を試すのなら今のうちだ。