今日はジャイアンツとのオープン戦。
結果は4-9でドラゴンズの敗戦。
悪い意味で、開幕ローテーションが決まらない。
先発した勝野投手は、初回140キロ中盤のストレートで復調を印象付けるも、徐々にトーンダウン。
結果は4回途中4失点で、開幕ローテの座は絶望的かと思われた。
しかし、3番手で登板したライバルの松葉投手が、いきなり岡本選手に本塁打を打たれるなど、2回を投げて1失点。
こちらもアピールに失敗。そもそも今日がオープン戦初登板の松葉投手が2週間後に先発出来るのかという疑問も残る。
そして最後は、こちらも開幕ローテを狙う清水投手。良い球と悪い球がはっきりしており、コントロールの悪さも露呈。
3回途中を投げ4失点5四球と、散々な投球を披露してしまい、ノックアウトされた形でマウンドを降りた。
振り返ると、勝野投手が一番マシだったのではないかという、壮絶な開幕ローテの譲り合いが展開されてしまった。
これは、今日2軍戦で好投を見せた岡野投手や、逆転でのローテ入りに燃える梅津投手の可能性がまだあるかもしれない。
打者陣では、控え選手中心の出場となったが、根尾選手・三ツ俣選手がアピールに成功した。ここまでくると、根尾選手の開幕スタメンレフトが現実味を帯びてくる。
また、滝野選手は何故か慣れないサードの守備につき、不安定な外野守備とは対照的に落ち着いた守備を披露した。
恐らくこれは、三ツ俣選手以外サードの控えを入れない可能性を考慮したものだろう。つまり、堂上選手や溝脇選手の開幕1軍の可能性は低い。
一方で酷いのはセカンド高松選手の守備だ。
元々上手くはないのだが、今日のような覇気のない守備(ゴロエラーと盗塁タッチの空振り)を見せられると、チームの士気が下がるだろう。
目指すべきタイプのソフトバンク・周東選手は、昨シーズン、自らのエラーに悔し涙を流していた。
技術に加えて意識が違えば、その差は埋まるどころか広がる一方だろう。厳しい見方をすれば、1年後にはスタメンより戦力外が近づいていても不思議ではない。