若手の成長なくして優勝は無し
今日はジャイアンツとのオープン戦。
結果は6-1でドラゴンズの勝利。
本番さながらに、DHを解除し試合に臨んだドラゴンズ。先発の大野投手は安定感のある投球を披露し、中継ぎ以降の福投手・谷元投手・祖父江投手は危なげない投球。
鈴木投手・岡田投手もピンチを迎えたが、それほど心配はいらないだろう。
投手陣について、大きな問題はなさそうだ。
野手陣はどうだろうか。
先週から1・2軍の入れ替えはなく、今日も滝野選手や根尾選手・岡林選手・高松選手など、昨年はほぼ2軍で過ごした選手たちが出場した。
オープン戦最終週であることを考えると、彼らに経験を積ませる目的とは考えにくい。どうやら首脳陣は、2軍にいる堂上選手・遠藤選手・福田選手・福留選手よりも、彼らを開幕1軍としたい意向があるようだ。
控え選手はまだ良いが、問題はスタメンレフトである。今日先発起用された滝野選手は、タイムリーヒットを放ちアピールに成功したが、昨年のアルモンテ選手や福田選手に比べると、火力不足感は否めない。
しかし、そんなこと首脳陣は百も承知のはず。若手起用の狙いはいったいどこにあるのか。
恐らく、野手陣に関しては、若手の突き上げなく優勝はできないと判断しているのだろう。新加入の福留選手はともかく、昨年のように福田選手や堂上選手に頼っていても、順位が大きく変わる訳ではない。怪我による離脱も多い選手たちだ。
それならば、結果の是非は置いておいて、爆発力のある若手に希望を託す。ポジティブに考えればこんなところだろうか。
開幕レフトに抜擢された若手野手が、スタートダッシュに成功したならば、ファンにとってこんな嬉しいことはない。
オープン戦もあと4試合。外国人の合流が遅れ、近年稀に見るスタメンのチャンスを掴む選手は、いったい誰になるのだろうか。
さて、明日は開幕ローテに向けた最終決戦。
清水・松葉・勝野の3投手が2つのイスをかけて争う。特に勝野投手のストレートは復調しているのか?要注目だ。