中日ドラゴンズ アカデミー賞

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中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

『H2』


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あだち充の代表作『H2』は、主人公の国見比呂“H”iro Kunimi)と親友でライバルの橘英雄“H”ideo Tachibana)という2人の“H”が、青春を野球にかける名作中の名作マンガである。

 

 

ドラゴンズ春季キャンプ、第三クール初日。

 

予定されていたスワローズとの練習試合は、残念ながら雨で中止となり、初の対外試合は明後日のベイスターズ戦に持ち越された。

 

それでも話題に尽きることのない今年のキャンプ。立浪コーチが石垣選手に指導している場面や、石橋選手が熱心に打ち込みを行う姿など、1日の練習が若手選手に多くの財産をもたらしている。

 

そんな中で今日一番の話題となったのが、ドラフト1位ルーキー・高橋宏斗投手の捕手を座らせての初めてのブルペン投球。球速は全て145キロ以上と、前評判に違わない剛腕の片鱗を見せてくれた。

 

偶然だが、その隣で投球を行っていたのはドラフト2位ルーキー・森博人投手。こちらは一足早い仕上がりで、変化球を交え実戦を見据えたピッチングを行っていた。

 

ともに昨年のドラフトでドラゴンズから指名を受けた地元・愛知県出身の、高橋宏斗投手“H”iroto Takahashi)と森博人投手“H”iroto Mori)。

同年ドラフト1位・2位が、揃ってヒロトの名を持つのは何かの偶然か。それとも名作マンガの筋書きの通りか。

 

 

ちなみに『H2』というタイトルの由来は、単純に2人の名前の頭文字をとったのではなく、「ヒーローが2人」(比呂→HERO、英雄→えいゆう→HERO)という、さらに深い意味からきている。

 

まだ同じ名前を持つに過ぎないドラゴンズの2人の「“H”iroto」が、ドラゴンズを担う正真正銘の「ヒーロー」に成長すれば、2020年ドラフトは『H2』の名に恥じない名作中の名作となる。

 

将来にむけたルーキー2人の物語は、まだ始まったばかりだ。