中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

発表!春季キャンプ1軍メンバー


ブログランキングに参加しています。
この記事を読んで「参考になったよ!」という人は応援クリックをお願いします。
↓ ↓ ↓ 
にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村

 

予想よりも早く、ドラゴンズの春季キャンプ1軍メンバーが発表された。気が引き締まる思いだ。

 

今回は、事前に筆者が予想したメンバーと答え合わせをしながら、首脳陣の狙いを探っていきたいと思う。

 

早速、野手陣から考えていこう。

 

 

■捕手(青字:予想が外れた選手)

【予想】5名 木下・加藤・郡司・桂・アリエル

【正解】4名 木下・加藤・郡司・桂

 

コロナ禍で来日が見通せない外国人5選手(アリエル・ライデル・ジャリエル・ガーバー・ロサリオ)は今回の発表から除かれていた。それを除くと捕手陣は予想通りの4名が選出された。木下捕手を中心に、残りのベンチ入り2枠を争う構図に大きな論点はないだろう。

 

 

内野手青字:予想が外れた選手)

【予想】8名 堂上・石垣・阿部・溝脇・京田・根尾・高橋・石川

【正解】7名 石垣・阿部・溝脇・京田・根尾・高橋・三ツ俣

 

内野手では、予想に反し堂上選手と石川選手が2軍スタート、三ツ俣選手が1軍スタートとなった。石川選手は昨年終盤に体調不良だった事を予想に考慮していなかった。妥当な2軍スタートであろう。堂上選手は自己調整が認められているためだと考えられる。

石垣・根尾両選手の抜擢は非常に楽しみだ。特に、昨シーズンはスタートダッシュに失敗した石垣選手が初のキャンプ1軍スタート。首脳陣の期待の高さが伺える。

また、筆者の密かな楽しみは「守備力」が自慢のルーキー・土田選手に対し、2軍で施されるであろうドラゴンズが誇る「守備職人」堂上選手のショート守備レッスンだ。生きる手本を間近で見る事で、一流との距離感をいち早く感じとってもらいたい。

 

 

■外野手(青字:予想が外れた選手)

【予想】7名 平田・福留・武田・三好・井領・ガーバー・滝野

【正解】7名 平田、武田、三好、井領、滝野、伊藤、岡林

 

外野手では、雰囲気に馴染む為の1軍スタートを予想した福留選手が、自主調整組として2軍スタートとなった。一方で、3人のうち1人が1軍スタートを掴むと予想していた滝野・伊藤・岡林の3選手が揃って1軍スタートの切符を手にした。

ここでポイントとなるのが、オフシーズンに首脳陣が口にしていた「盗塁を増やしていきたい」というコメントだろう。ルーキー三好選手を含めた4選手はいずれも走力が高い選手なだけに、実戦で足をアピールすることが開幕1軍への近道かもしれない。

 

そして、野手陣の最注目選手であった平田選手が、必然ともいえる1軍スタート。昨年はシーズン前の調整に失敗しているだけに、同じ過ちを繰り返さないと同時に、怪我をしないコンディショニングに努めてもらいたい。

 

 

続いて、投手陣を見ていこう。

 

■先発投手(青字:予想が外れた選手)

【予想】8名 小笠原・勝野・清水・橋本・岡野・大野・福谷・柳

【正解】10名 小笠原・勝野・清水・橋本・岡野・大野・福谷・柳・松葉笠原

 

投手陣の最注目選手であった梅津投手は、予想通りの2軍スタートとなった。現時点の首脳陣の考えとしては、開幕に合わせるよりもシーズン中盤以降の活躍を期待しているのかもしれない。ファンとして梅津投手が開幕ローテーションにいない可能性が高いのは少し残念だ。

一方で、松葉・笠原の両左腕が1軍スタート。昨年は1軍に合流することができなかった笠原投手のピッチングには大きく注目していきたい。

また、昨年終盤に先発テストをしていた橋本投手と逆に中継ぎテストをしていた岡野投手の2人が、共に2年目を迎える今シーズン、どのような起用をされるのかも注目ポイントだ。

 

 

■中継ぎ投手(青字:予想が外れた選手)

【予想】8名 山本・三ツ間・木下・藤嶋・又吉・岡田・マルク

【正解】8名 山本・木下・藤嶋・又吉・岡田・鈴木濱田

 

中継ぎ投手では、3名の予想が外れた。三ツ間投手は昨年終盤故障していた記憶があるが、それが理由だと思われる。

ルーキーの森投手だが、昨年岡野・橋本の新人2投手が1軍スタートを切ったが、強制的にかなりスローペースでの調整を行っていたと記憶している。新人に無理をさせない方針が貫かれている為、むしろ2軍スタートの方が良いかもしれない。

一方、予想に反し1軍スタートとなったのは福投手。昨年の疲れもあるだろうが、本人が1軍スタートを希望したのだろうか。

また、鈴木投手と濱田投手にとっては、嬉しい1軍スタートとなった。開幕前には、祖父江・谷元のベテラン2投手の1軍合流が想定されるだけに、実戦での結果と内容が求められる。

 

 

以上、全体の人数としては【予想】36名に対し【正解】36名と、ここは一致。

来日が見通せない外国人5選手(アリエル・ライデル・ジャリエル・ガーバー・ロサリオ)の枠に、一部実績の乏しい選手がチャンスをもらったのだろう。

未来の大スターは、運で巡ってきたチャンスを逃さず掴んでいくもの。中でも、プロ2年目にして1軍スタートとなった岡林選手にその気配を感じずにはいられない。

いよいよあと2週間、キャンプのスタートが楽しみだ。