結果は7-5でドラゴンズの勝利。
1勝する事が、こんなにも大変なものなのか。
中盤からジリジリと差を詰められ、8回に突き放すも最後の1アウトまで気が抜けない胃の痛くなる試合展開。
今シーズンの立役者である、谷元投手が、福投手が、そして祖父江投手が終盤に揃って失点に関わり、先週に引き続き盤石の勝ちパターンが崩壊するかと思われた時、なんとか27個目のアウトをとる事に成功。
連敗を6で止め、8年ぶりのAクラスへ向けて、最終エンジンへの点火に成功した。
■主演選手賞
木下 拓哉 選手
3安打2打点1本塁打の大活躍。
ハイライトは1点差に詰め寄られた8回裏。二死2塁からのレフト前ヒットは、チームを勝ちに導く値千金のタイムリーとなった。
■助演選手賞
京田 陽太 選手
5回裏に逆転の2点タイムリースリーベースを放つ。福谷投手がバント失敗をした後だっただけに、ミスを帳消しにする素晴らしいバッティングであった。
■助演選手賞
又吉 克樹 投手
福投手を救う好救援を披露。同点覚悟の二死3塁でマウンドに上がり見事リードを守って見せた。
さて、タイガースが敗れたことで2位と0.5ゲーム差と気の抜けない展開が続くが、そんな中でも根尾選手に出場機会を与えた首脳陣は、消化試合とAクラス狙いとのバランスを上手くとっているように見える。
数少ないチャンスになると思うが、根尾選手や石垣選手には、来シーズンに向けたアピールを期待したい。