中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

ゼロは減ってもゼロ


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2020/10/31 対広島カープ

 

ナゴヤドームでの対カープ第2戦。

結果は3-9でドラゴンズの大敗。

 

8回表に福投手が掴まり2試合連続の神話崩壊という、悔しい負け方を喫したドラゴンズ。

 

今日の敗戦、原因は2-1から追加点の取れなかった打撃陣にあるのは明らかだが、少し掘り下げると“控え選手の弱さ”が根本的な原因にある。

 

ちょうど今日報道のあった、ソフトバンク内川選手・タイガース福留選手もしドラゴンズに加入したら、どんな戦い方が可能になるのか。

 

ポイントは6回裏の攻撃であった。

先頭の6番平田選手が出塁しシエラ選手が併殺に倒れたシーンだが、ここは選手層が厚ければ送りバントをしたい場面。代打はバントの名手・堂上選手で決まりだ。

 

8番木下選手は空いている1塁に敬遠気味の四球。一死1・2塁で場面で、9番又吉投手に代わり代打の切り札・内川選手を起用。

内川選手は見事起用に応え、得意のライト前ヒットでドラゴンズ待望の追加点をゲット。

 

6回裏の守備からは武田選手がレフトに入るも、打撃に不安の残る武田選手を6回から起用するのは、攻撃面で少々の不安が残る。

だがそこは御安心を。同点に追い付かれた場合は、武田選手の打席で代打・福留孝介の起用が可能だ。勝ち越せばそのまま守備にも付けるし、ベンチメンバー次第では遠藤選手を守備に送り出せば良い。

 

つまるところ、控え選手が弱いことで、打ち勝つ野球はもちろん、僅差をものにする野球にも弊害が出ている。もっと得点圏にランナーがいる怖さを相手に意識させるチームにならなければいけない。

代打の切り札がいれば、今日の6回裏はなんとしても1点を奪うための作戦、つまりシエラ選手に代打をだし送りバントをするという選択肢が、誰の頭にも浮かんできたはずだ。

 

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 該当なし

 

 

■助演選手賞

 又吉 克樹 投手

 

6回表に一死2・3塁のピンチで登板し、見事に無失点で乗り切る。

谷元投手が7回を投げることになり、火消しの役目が回ってきている。

 

 

ゴールデンラズベリー賞

 福 敬登 投手

 

期待を裏切る投球を続けてしまったが、シーズンフル回転の福投手にこれ以上を望むのは酷である。

今日の球数を考え、明日の試合は登板させない決断を。Aクラスも大事だが、消化試合である点は変わらない。

 

 

さて、内川選手や福留選手を獲得すると若手の起用が今まで以上に減る可能性がある、という心配もあるかもしれない。

しかしその心配はいらないだろう。何せ減るほどの出場機会を得ている若手はいないのだ。ゼロは減ってもゼロである。

 

むしろ厳しくなるのは井領選手・遠藤選手・溝脇選手・堂上選手あたりであろう。

打撃面で期待のもてない中堅野手陣は、圧倒的な実績を持つベテラン選手に立場を奪われる可能性が高い。

ただ、ピークを過ぎた内川選手や福留選手がドラゴンズで活躍できるのか、という心配の声もあるだろう。しかしその心配はいらない。何せ今のドラゴンズに代打で活躍している選手はいないのだ。

つまり活躍しなかったとしても得点が減るわけではない。こちらも、ゼロは減ってもゼロである。