謳歌する第ニの春
結果は6-1でドラゴンズの勝利。
連勝が7で止まり、新たな週の初戦。
好投手のベイスターズ大貫投手に食らいつき、連敗を避ける貴重な白星。
3戦目に大野投手が控えているという恐怖が、明日はベイスターズを苦しめるだろう。
■主演選手賞
福谷 浩司 投手
7回1失点の素晴らしい投球を披露。
先に1点を失ったが、そこから追加点を与えなかったことがドラゴンズの勝利につながった。
今シーズンギアを下げることを覚えた福谷投手だが、今日は途中からギアを上げた。150キロのストレートを解禁し、ベイスターズ打線を力でねじ伏せた。
さらには、打っても2安打の大活躍。先発として、あらゆる面で成長をしている。
今年29歳を迎えた福谷浩司は、遅れてきた成長期のごとく、第二の春を謳歌している。
これで今月は無傷の3連勝、月間MVPも視野に入って来た。
■助演選手賞
京田 陽太 選手
大貫投手を打ち崩すきっかけとなったのは、6回裏先頭打者の京田選手のツーベース。
チャンスを作りながらも点が取れない嫌な雰囲気を打ち破る会心のヒットとなった。
■助演選手賞
阿部 寿樹 選手
6回裏に同点のタイムリーヒットを放つ。7回と8回にもチャンスに絡む大活躍。
6回のタイムリーの当たりも、8回の打点付きの内野ゴロも、普段の併殺も、全て紙一重の打球である。
阿部選手に併殺シチュエーションで打順を回さないことが勝利への近道かもしれない。
さて、明日のベイスターズ先発は坂本投手。
今シーズン開幕直後、プロ初登板の坂本投手に完璧に封じられた試合は、誰しもが記憶しているのではなかろうか。
坂本投手ではなく橋本投手を指名した昨年のドラフト会議2位指名。その坂本投手に抑えられれば、悔しさが増すのは当然だ。
明日は、借りを返す試合だ。