激動の夕刻とプレイボール
2020/10/6 対東京ヤクルトスワローズ
ナゴヤドームでの対スワローズ第1戦。
結果は4-0でドラゴンズの勝利。
夕方になった頃、衝撃的なニュースが飛び交った。
まずは大学進学が濃厚とみられていた今年の影のドラフトの目玉、中京大中京高校の高橋宏斗投手がプロ志望届を提出した。ドラゴンズのドラフト戦線に大きな影響を与えるのは間違いなしだ。
時を開かずして今度はスワローズの先発投手が変更になる知らせ。さらには、山田選手をはじめとするスワローズ主力選手がベンチ外となる怒涛の展開。
千葉ロッテの件といい、明日は我が身という可能性が現実味を帯びてくる。今シーズンは最後まで何が起こるか分からない。
■主演選手賞
シエラ 選手
2回に先制のタイムリーツーベース。
試合開始前からドラゴンズ優勢の空気で始まった今日のゲームだが、勝野投手の不安定な立ち上がりで一気に暗雲が立ち込めた。
それを振り払った先制タイムリーは、今日の試合の流れをドラゴンズサイドに大きく傾けた。
緊急先発の久保投手にその勢いを殺すパワーは無く、飛車角抜きのスワローズ打線に4点差を逆転する力は無かった。
■助演選手賞
勝野 昌慶 投手
8回途中無失点のピッチングで今シーズン3勝目をまたしてもスワローズから掴み取った。
初回ストライクが入らない苦しい立ち上がりを、判定と坂口選手に助けられた感は否めないものの、2回以降は立ち直り変化球を軸にスワローズ打席を翻弄。
梅津・岡野・ヤリエル投手がここまで2勝。
柳・松葉・勝野投手がここまで3勝。
大野投手と福谷投手に次ぐ投手として、名乗りを上げるのは誰か。
能力は高くても実績が3勝では、来シーズンの期待は到底持つことができない。
■助演選手賞
高橋 周平 選手
2回に先頭打者としてヒットで出塁したのも見事だったが、ハイライトは5回表の守備。
サード横へのライナーを横っ飛びキャッチのスーパープレー。さらに1塁への好送球で併殺を完成させ、相手に流れを渡さないどころか、ドラゴンズの勝ちを決定付ける見事なプレー。
さすがゴールデングラブ保持者だ。
さて、2連戦というのは怖いもので、1勝1敗では時が進むだけだ。今日の幸運な流れも、全ては明日の結果次第。
確実に勝って、週末のジャイアンツ戦に向かいたい。