中日ドラゴンズ アカデミー賞

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中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

目先の勝利より大切なもの


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2020/8/18 対ヤクルトスワローズ

 

神宮球場での対スワローズ第1戦。

結果は8-3でドラゴンズの勝利。

 

 

小川投手のノーヒットノーランから連勝、波にのるスワローズと苦手神宮球場で迎える3連戦。

 

先発投手陣の好投が続くドラゴンズにおいて、先発小笠原慎之介の名前を聞いて、敗戦を覚悟していたファンも多いだろう。

 

何を隠そう筆者もその一人。

2戦目・3戦目を何とか勝って、カード勝ち越しに持ち込めれば御の字と、半ば花火大会を観に行くような気楽な気持ちで今日の試合を観戦した。

 

 

それでは、本日より中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 阿部 寿樹 選手

 

大方の予想通り、序盤で奪った4点のリードを小笠原投手が早々に吐き出し、4対3で迎えた5回表。

 

流れをドラゴンズに引き戻す貴重な追加点となるソロホームランを放った阿部選手を選出。

 

ストレートはライト方向、変化球はレフト方向へ。

不調時のライト方向にしか打球が飛ばない状態から一転、本来の広角打法を取り戻しつつある。

 

初回の押し出しフォアボールも大きかった。

 

 

■助演選手賞

 郡司 裕也 選手

 

動きの多い試合だっただけにポイントとなる場面はいくつかあったが、ことスワローズ打線の流れを止めたのは3回裏の盗塁阻止である。

 

走力はあるが盗塁企画数は多くないスワローズ村上選手が盗塁を試みたのは、それだけ小笠原投手が無警戒だったからに他ならない。

 

それを見事なストライク送球で刺した郡司選手。

3回裏のスコアボードに0を刻めたことは、今日の勝因の一つだ。

 

 

■助演選手賞

 小笠原 慎之介 投手

 

6回3失点で今シーズン初勝利。

 

首脳陣によっては、チャンスの3回表に代打を送られて、2回3失点で降板していてもおかしくない内容。

 

続投しても何失点するか分からないようなピッチングを蘇らせたのは、信じて3回以降も投げさせたドラゴンズ首脳陣である。

 

回を追うごとに変化球の精度が高まり、5・6回はスワローズ打線の1〜6番に対しパーフェクトピッチング

 

『この1試合の勝敗よりも大事なことは、小笠原投手が成長のきっかけを掴むことである。』

 

首脳陣の小笠原投手への期待をヒシヒシと感じる、今日の試合であった。

 

 

そういえば、対戦相手の非情な采配は今シーズンも何度か見てきた。

ジャイアンツ・サンチェス投手の3回途中3失点で降板。

カープ・床田投手の2回3失点で降板。

 

敵チームにとやかく言っても仕方ないが、6回3失点のQSをする可能性がある先発投手を、立ち直るきっかけさえ与えずに降板させることに何か意味があるのだろうか、と筆者は思う。

 

その試合に勝つ為ということだろうが、降板した投手が今後あげるであろう勝ち星を先食いしているだけにしか感じない。

今後に期待をしていない投手なら別だが・・

 

そういう意味では、今日の小笠原投手。

2回3失点では何もきっかけを掴めなかったところ、6回まで投げ切ったことは、本人にとっては非常に大きく、今後につながる投球になったに違いない。

 

チームにとっても、小笠原投手が昨年後半のようなピッチングを取り戻してくれれば、3勝くらい楽に手に入る。

 

とはいえ、他の先発投手陣が安定しているため、小笠原投手は一度登録抹消されるかもしれない。

それでも、確実に前向きな気持ちでマウンドを降りたであろう小笠原投手の、今後の成長に期待せずにはいられない。

 

 

■監督賞

 小笠原投手を6回まで続投

 

 

さて、負けを覚悟していた今日の試合を勝利したことで、明日と明後日の試合が進めやすくなった。

 

明後日に柳投手が控えているとなれば、明日の福谷投手は大胆に攻めていけるであろう。

 

スワローズ側からすれば、今シーズン抑え込まれている勝野投手・梅津投手が登板しないことで、ホッとしている面もあるだろう。

 

ところがどっこい。

同じレベルにある投手がまだいることを、身を持って体感してもらおう。