夏のマラソンエース
2020/8/16 対読売ジャイアンツ
東京ドームでの対ジャイアンツ第3戦。
結果は4-1でドラゴンズの勝利。
Mazdaスタジアムから東京ドームと苦戦が予想された今週のビジター6連戦。
結果は、4勝2敗で見事に勝ち越し。
どちらも初戦を落としてからの2連勝だ。
勝ち投手は、それぞれ福谷・柳・ヤリエル・大野と、全て先発陣に白星がついている。
運だけでなく実力の伴った勝利に、今後の期待は膨らんできた。
■主演選手賞
大野 雄大 投手
大野投手対畠投手で、第3戦は確実に勝つ。
ドラゴンズ首脳陣の思惑は、大野投手の3試合連続完投という快投で、見事に成功に終わった。
5回の3得点により、ソロホームランならOKという心の余裕が生まれたのだろう。
中盤以降は全く危なげない投球内容で、先週に続きジャイアンツ打線を圧倒。
一言にエースといえど、エースにも色んなタイプがいる。
そう、ハットトリックでゴールを固めどりするヴィンチェンツォ・モンテッラがいれば、1試合1得点をコンスタントに積み重ねるフランチェスコ・トッティがいるように。
毎年の大野投手を見ていると、開幕戦からエンジン全開でスタートできる瞬発力に優れたタイプの投手では決してない。
しかしながら、まるで長距離ランナーのように、シーズンが進むごとに凄みを増し、また1試合においても7回を過ぎたあたりから凄みが出てくる。
春のスプリンターではなく、夏のマラソンエース。
ドラゴンズのエース、大野雄大の季節はこれからが本番だ。
■助演選手賞
京田 陽太 選手
5回に勝ち越しの2点タイムリーツーベース。
試合を決定付けた貴重なヒットを、大事な場面で放って見せた。
■助演選手賞
阿部 寿樹 選手
2回に先制ホームランを放つと、5回にはチャンスを広げるライト前ヒット。
猛打賞の高橋選手と共に、ドラゴンズ打線を牽引する活躍だった。
さて、2軍の若竜たちからも景気の良い打撃結果が続き、ドラゴンズファンとしては大満足の週末であったが、1軍も2軍も所詮はまだ最下位。
喜ぶのは、まだ程々にしておこう。