2020/6/20 対ヤクルトスワローズ
神宮球場での対スワローズ第2戦。
結果は2-6でドラゴンズの敗戦。
昨日の良い流れを活かすことができず、今シーズン初の敗戦となりました。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
木下 拓哉 選手
昨日に続き今日も2安打。
守備ではルーキー橋本投手の初登板フワフワ状態を救う見事な盗塁阻止。
守備は元々安定感があるだけに、課題の打撃で結果が出ているのは良いアピールとなっている。
ちなみに、解説者が『打撃には定評のある木下』と紹介するのは何なのだろうか。
いったい何時、木下選手の打撃が良かったのか。
■助演選手賞
又吉 克樹 投手
最近又吉投手を選出しすぎている気がするが、今日も内容・結果ともに申し分なかった。
首脳陣の信頼度は、登板する度に上昇しているはずだ。
タフな投手だけに調子が良いと登板数が嵩みそうだが、上手くコントロールして起用していきたい。
吉見 一起 投手
4回を投げ4失点。
初回に昨日の勝利の勢いを削ぐ3失点。
3回に味方が1点返してくれた後の1失点。
ここぞのタイミングで失点し、昨日の大野投手に続き早い回での大量失点を招いた吉見投手を選出。
近年期待を裏切り続けている吉見投手だけに、筆者は何も期待をしていなかったが、良くも悪くもその期待通りのピッチングに終わった。
さて、大袈裟に聞こえるかもしれないが、これで吉見投手は早くもシーズンの崖っぷちを向かえる。
昨シーズン、開幕ローテーションの1人として初登板で好投を見せた吉見投手だが、2戦目で3回5失点、3戦目で3回4失点と炎上し、4月を持たずに2軍に降格。
結局シーズン5試合の登板に終わり、そのほとんどを2軍生活に費やした。
その前例に則ると、次回登板で結果が出なければ即2軍降格だ。
今シーズンが120試合という例年よりも少ない試合数であることを考えると、首脳陣が昨シーズンより我慢するとは考えづらい。
幸い、2軍には先発投手候補として小笠原投手も勝野投手も福谷投手も控えている。
そして、吉見投手にとってのシーズンの崖っぷちは、イコール選手生命の瀬戸際を意味する。
吉見投手は、今シーズン結果が出なければ現役を引退しても不思議ではない。
本人も背水の陣で臨んでいるシーズンであろう。
別にドラゴンズにとってはどっちでも良いのだ。
吉見投手が早々に2軍に降格し若い投手に活躍の場が与えられた方が、チームにとってはプラスかもしれない。
次回登板のチャンスがあるのであれば、それはドラゴンズ黄金期を支えたエース吉見一起の、戦力としてのラスト登板になるかもしれない。
誰にでも選手生命の終わりはやってくる。
桜木花道は『選手生命の終わり・・・庶民ならな。はーはっは。』と笑い飛ばして見せたが、吉見一起はどういう結末を迎えるか。
チームの勝敗とはまた別に、次の登板を冷静な目で見守りたいと思う。
さて、2戦を終えてドラゴンズは1勝1敗。
試合のほとんどを負けている状態でプレーしていることが幸いし、中継ぎ陣は全員登板することができた。
今後は迷うことなく全員の中から、その場面に適した継投を行うことができるだろう。
初戦は現エース・大野雄大。
第2戦は旧エース・吉見一起。
そして明日の第3戦。
注目の未来のエース・梅津晃大が今シーズン初登板に挑む。