2020/8/12 対広島カープ
結果は4-1でドラゴンズの勝利。
ビジターゲーム中心の9連戦、しかも苦手の浜スタで3連敗というスタートから考えれば、4勝4敗1分の5割で終えることができたのは良かった。
内容についても、ヤリエル・ロドリゲス投手が初登板で好投し、大野投手は完投勝利、福谷投手は先発初勝利とポジティブな試合が多かった。
その中でも、今日の試合、9連戦の最後を任されたダブルエースの一角・柳投手の満を辞しての快投劇は、チームに大きな安定感を与えていきそうだ。
■主演選手賞
柳 裕也 投手
8回途中1失点の快投で今シーズン2勝目。
怪我明け初戦の前回登板は、DeNA相手に3回途中KOという心配な内容だったが、今日見せた好投は裏ローテの軸という本来の役割を、今後しっかり努めてくれると確信させてくれる素晴らしい内容であった。
大野投手と柳投手が軸となることで、その他の快速右腕投手たちが思い切って投げられる。
先発投手陣の好循環は続いていきそうだ。
■助演選手賞
井領 雅貴 選手
4回表、二死2塁からチーム2点目となるセンター前タイムリーヒット。
6回表には満塁のチャンスで冷静に押し出し四球を選ぶ。
スタメンを中々固定できないドラゴンズだが、ここにきてスタメンを外れる試合が少なくなってきた井領選手。
平田選手が不在の間に、ドラゴンズの選手層は確実に厚くなっている。
■助演選手賞
福田 永将 選手
第一打席から3打席連続で出塁し、2得点を記録。
3番に起用した采配がズバリ的中した。
さりげなく調子を上げてくる選手だけに、今日のような目立たない活躍は要チェックだ。
さて、東京ドーム・神宮球場とまだまだ苦手なビジターゲームが続き、いきなり借金返済とは難しいだろうが、好調な先発投手陣を土台に安定した戦いができるようになってきた。
R・マルティネス投手を中心に、勝ちゲームを落とさない中継ぎ陣も素晴らしい。
こうなればポイントは、1にも2にも打線ということになるが、平田選手やアルモンテ選手をどこで起用していくのか。
そして、若手の根尾選手や石垣選手の起用をどうしていくのか。
選手が揃ってきただけに、ベンチワークが鍵を握ってきそうだ。