2020/7/28 対広島カープ
結果は3-2でドラゴンズの勝利。
予定通りに開幕していれば、今シーズンのドラゴンズの開幕戦であったマツダスタジアム。
ようやく迎えた幻の開幕戦は、最下位決定戦の名に恥じない試合となった。
先に最下位力を見せつけたのはドラゴンズ。
7回表、完封も視野に快投を続けていた福谷投手に代打を送り、相手に試合の流れをプレゼント。
与田監督の見せる最凶の采配は、週が変わり気持ちを新たにしたドラゴンズファンの心を見事に現実に引き戻した。
相手からもらった勝利へのプレゼントを、先発投手が降板した瞬間手放す離れ業。
ドラゴンズファンが福谷投手の降板を嘆いていた裏で、カープファンは久里投手の降板を嘆いていたのかもしれない。
それにしても、大島選手の同点となるリクエスト判定には反対である。
あのタイミングがセーフと判定されると、野球が『ベースタッチゲーム』になってしまう。
選手はルール通りにプレーしているだけなので責めることはできないが、リクエスト制度の導入によってああいったプレーが確実に増えている。
明らかにタッチをしていない場合を除いて、タイミングで判定をしてもらいたいものだ。
■主演選手賞
岡田 俊哉 投手
7回裏、逆転された直後の一死1・3塁のピンチでマウンドに上がった岡田投手。
見事なピッチングで追加点を与えず、チームに勝利を呼び込んだ。
■助演選手賞
福谷 浩司 投手
普通に続投していれば間違いなく主演選手賞である。完封のチャンスを采配に消され、気持ちの上では本日の負け投手。
しかし、似たようなタイプの右腕である勝野投手や梅津投手がカープ打線には全く通用しない中、昨年に引き続きカープ打線を手玉に取る投球は見事の一言。
西川選手や田中選手・安部選手などカープご自慢の左打ち好打者を、インコース低めのスライダーで翻弄することができる。
この辺りは他の投手にも見習ってもらいたいものだ。
さて、試合に勝てば良いと言うものではない。
選手の気持ちは采配についていけているのか?
そして、藤嶋投手の2軍降格はいったい何だ。
不穏だ、不穏すぎる。