2020/9/3 対広島カープ
結果は6-0でドラゴンズの勝利。
初回に幸先良く先制し、3回に3点を追加。
先発の福谷投手の実力を考えると、安心して観戦できる今日の試合であったが、まさか終盤にここまで心が動かされるとは思わなかった。
福谷浩司、涙を流し、8回途中無失点でマウンドを降りる。
■主演選手賞
福谷 浩司 投手
ヒーローインタビューまで気づかなかったことが恥ずかしいが、今日の試合、福谷投手は先発としてナゴヤドーム初登板であった。
今シーズンここまで5試合全てビジター。昨シーズンの1登板もMazdaスタジアムであった。
『この場所で登板するために頑張ってきた』
福谷投手のこの言葉に、思わずグッときてしまった。
感情を表に出さず飄々と投げる姿からは、まさか今日の登板にそんな強い想いがあったとは、想像だにしていなかった。
8回途中無失点の素晴らしい投球を見せながら、身体の違和感で無念の降板。涙を見せながらベンチにさがる姿に、心を打たれなかった選手はいないだろう。
ナゴヤドームで完封を。
選手のこんな熱い想いを感じることができ、今日の試合は観ていて幸せだった。
■助演選手賞
福田 永将 選手
初回のツーランホームランで勝負有り。
復帰初戦を2安打1本塁打3打点の活躍で飾った。
昨日の2軍戦で簡単に2本のヒットを放っていたので、やはりレベルが違うのか、はたまた調子が上がったのか、と思っていたがどうやら後者なのかもしれない。
前半戦、我慢しても我慢しても見れなかった快心のホームランを、1打席目から放つのだから。
■助演選手賞
郡司 裕也 選手
ハイライトは6回表のリード。
阿部選手のエラーもあり、無死1・2塁のピンチに今日2安打の坂倉選手を打席に迎えた場面。
マウンドに行き福谷投手に贈った言葉は『続けますよ』。
どういう意味かは分からないが、その後の配球を見る限り『強気のリードを』『続けますよ』という意味に捉えるのが正解か。
インコースのストレートを4球続け、見事に空振り三振。
このリードは、郡司選手にしかできない。
さて、福谷投手のコンディションが心配であり、昨日の記事『来週先発どうするの』に拍車がかかっている。
来週中5日の登板なんて、到底無理であろう。
ジャイアンツ戦、大野投手の次に投げるというプレッシャーのかかる大役を任されるのは一体誰か。
罰ゲームにしか思えない。