中日ドラゴンズ アカデミー賞

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仁村徹監督代行に想いを馳せる


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昨日の試合後に与田監督が意味深なコメントを残した。

『負ければ当然、いろいろな話になっていくと思いますが、われわれはシーズンが終わるまでベストを尽くす。』

 

『いろいろな話』が何を意味しているのか真相は不明だが、筆者はこの手のコメントには慣れている。

 

筆者は、ドラゴンズと同時に熱狂的なロマ二スタ(イタリアサッカー「セリエA」の「ASローマ」のファン)であるのだが、欧州サッカーにおける監督の解任・辞任の多さは尋常ではない。

 

ASローマ」も例外ではなく、最近は同じ監督が2年続けば良い方だ。

当然そんなチームが強いはずもなく、あの中田英寿が在席していた2000-01年シーズン以降、リーグ制覇からは遠ざかっている。

 

そんな筆者が何度も見てきたこの主のコメントだが、ポイントは監督の思考が『チームの勝利』よりも『体制の存続』に傾いている点だ。

 

少なくとも欧州サッカーの世界では、この手のコメントを残した監督が、今後1か月以内に解任・辞任に至る可能性は80%を超えるだろう。

 

 

さて、与田体制が今後どうなるかは分からないが、先週に引き続き現実逃避企画。

今日は、監督代行候補の筆頭、仁村徹体制に想いを馳せてみたい。

 

あくまでも妄想の世界なので悪しからず。

 

先週の記事『立浪新監督に夢を馳せて』はこちら↓↓

 

 最初に、監督代行に仁村監督を選んだ理由だが、監督代行候補の筆頭である伊東勤ヘッドコーチは、なんとなく与田監督と一蓮托生の運命である気がする。

 

そうなると、指導者実績から考えるに、仁村徹・現2軍監督以外候補が思い浮かばない。

 

さらに言うと、シーズン途中からという難しい局面で、かつ来年就任するであろう立浪新監督への「つなぎ」の役割を任せるには、実は適任すぎる人物である。

 

適任要素①:指導者としての能力・実績は充分な人物

仁村監督といえば、星野監督のもと長年ドラゴンズの主力としてプレーし、引退後はドラゴンズ1軍のヘッドコーチや内野守備コーチを経験、楽天のコーチ時代には、1軍チーフコーチとしてチーム初の日本一に貢献した実績を持っている。

 

適任要素②:正式は監督就任は可能性が低い

しかし一方で、自身の体調に不安を抱えており、正式な監督として長くドラゴンズを率いていけるかというと、疑問が残る。

監督代行という短い期間での就任が、本人にとっても一番良い可能性がある。

 

適任要素③:立浪新監督との連携

立浪氏とはドラゴンズで同時期に内野を守っており、かの10.8決戦ではスタメンの三遊間としてコンビを組んでいる。

 

むしろ、立浪新体制でも2軍監督を任される可能性がある人物、それが仁村徹だ。

 

 

さて、そんな仁村監督が今シーズンの監督代行に就任した場合、選手起用にどんな変化が起こるのだろうか。

恐らく仁村監督の使命は2つ。

・今シーズンのAクラス入り(勝率5割)

・来シーズンにつながる若手選手の育成

 

さすがに、こんな事態が訪れたら、今シーズンの優勝を目指すというのは現実的ではない。但し、まだシーズンが半分以上残っている状態であれば、Aクラス入りに向けて戦い続ける必要があるだろう。

 

この2つの使命という前提を踏まえて、選手起用を考えていきたい。

 

 

仁村監督を考える上で、注目したい発言が2つある。

・『今季のファーム守護神はマルクで行く』

・ルーキー岡林選手に対して『ファームで一番良い打者』

 

どちらも今年の2月、まだキャンプ中の発言である。

ましてや、何も実績のない育成選手とルーキーに対する発言である。

 

その後の2選手の練習試合・2軍公式戦での活躍はご存じの通り。

マルク投手はほぼ失点をしない完ぺきな投球を続け、岡林選手はルーキーにもかかわらず一時はウエスタンリーグ首位打者になった。

 

この発言だけをとっても、選手を見極める眼は確かなことが伺える。

 

マルク投手はまだ育成選手なので1軍で起用することはないかもしれないが、岡林選手は仁村監督代行の就任により、もしかすると1軍での起用が増えるかもしれない。

 

 

ところで、良くも悪くも、仁村徹・現2軍監督が1軍監督代行に就任すると、本来「育成機能」を果たす役割である2軍の位置付けが微妙になってくる。

 

例えば、今シーズンは仁村2軍監督のもと成長に励んできた、根尾昂・石川昂弥の両選手は、仁村監督が不在になった2軍に居ることが成長につながるのか

 

また、仁村2軍監督の心境としても、「育て上げてきた若手選手たちを引き続き近くで育て続けたい」と思うのが自然なのではなかろうか。

 

そういう意味では、岡林選手を筆頭に根尾選手・石川昂弥選手などの将来有望な若手選手が、「育成機能」としての1軍に積極的に起用されていく可能性が高くなるだろう。

もちろんそれが使命でもあるのだが。

 

それを踏まえると、ファンにとってはワクワクするようなスタメンが仁村監督代行のもと構成されるかもしれない。

(その代わり結果が出なくても我慢しなければならないが・・)

 

 

キャッチャー:石橋康太

ファースト:ビシエド

セカンド:根尾昂

ショート:京田陽太

サード:高橋周平

レフト:Aマルティネス

センター:岡林勇

ライト:石川昂弥

 

ちなみに、立浪新監督はチーム作りの根幹を「センターライン」であると明言している。

キャッチャー、セカンド、センター。

この辺りのポジションに、新たな軸となる選手の出現が不可欠だ。

 

当然、現在の主力選手である大島選手や阿部選手などとハイブリッドさせて起用していくと思われるのだが、少なくとも、この中から2選手が来シーズンのレギュラーを掴むようであれば、仁村監督代行の使命は大成功であろう。

 

 

野手の起用法だけでとても長くなってしまったので、投手については言及しないが(投手陣の起用法はあまり変えようがないと思うが。)、ここまで妄想を膨らませると、是非見てみたくなる仁村監督代行体制

 

厳しい指導法でも知られる人物だけに、チームの規律から立て直しを行ってもらいたいものである。

 

 

さて、明日からは現実に戻って、今季初のマツダスタジアムを楽しんでいこうと思う。

先発は今シーズン初先発となる、『竜の隠し玉』福谷浩司投手だ。

 

 『隠し玉』についての記事はこちら↓↓