3年契約の2年目を迎えているドラゴンズ・与田体制だが、契約通り3年を全うできるか怪しい空気が漂ってきた。
何より、与田監督自身がとても苦しそうだ。
今日は現実逃避もかねて、次期監督候補の筆頭、立浪和義体制に夢を馳せてみたい。
近い将来実現するであろう立浪ドラゴンズは、いったいどんな体制になるのだろうか。
立浪監督の選手経歴はいたってシンプルだ。
PL学園出身でドラゴンズ一筋。
立浪体制のコーチ陣は、この2つの繋がりで構築されていくことになるだろう。
その上で、立浪監督がチーム作りにおいて重視しそうなキーワードが「規律」である。
PL学園という上下関係の「規律」が非常に厳しい高校出身であることはもちろん、中日入団時の星野監督、そして本人が大きく影響を受けたと話す落合監督の名将2人も、「規律」を重んじたチーム作りをしてきた。
そのキーワードに当てはまる、立浪体制で入閣しそうな人物は誰か。
まず真っ先に名前が挙がるのが、片岡篤史氏である。
ご存じの通り、PL学園では立浪監督と同級生であり見事春夏連覇の偉業を果たす。
文字通りの”戦友”であり、YouTubeを見る限り今も親友のような間柄だ。
その片岡氏。
選手としての経歴は申し分ないが、コーチとしての評判はあまり良くないとの情報も多い。
しかしそこは義理堅い立浪監督。
打撃コーチでの片岡氏入閣は間違いないであろう。
(ちなみに、ヘッドコーチ的な役割を立浪監督は置かないと予想している。)
さて、PL学園の同級生といえばもう一人、野村弘樹氏を忘れてはならない。
野村氏も選手としての経歴は申し分なくコーチ経験もあるため、当然候補には入ってくると思われるが、こちらは入閣しないのではないかと予想する。
理由は、投手コーチには同じPL学園出身の”大物”を配置すると考えるからだ。
詳細は後述する。
打撃コーチが2人であれば、もう一人は右打ちの人物が候補として考えられる。
立浪監督・片岡氏ともに左打ちだからである。
とすれば、立浪監督がドラゴンズで共に戦った右の強打者、山崎武司氏や和田一浩氏が候補となる。
この中で山崎武司氏は立浪監督より年上であるため、可能性は低そうだ。
では和田氏の入閣が濃厚か?
いや、ここはもう一人気になる人物の名前をあげたい。
それは、中村紀洋氏である。
現役時代の中村氏ほど”ホームランアーチスト”という言葉がしっくりくる選手はいなかった。
描く放物線は見事の一言である。
一方で、性格面では問題も多く、立浪監督の「規律」という方針からは距離のある人物である。
しかし、両者は現役時代から何故か仲が良く見え、中村氏からすると”立浪監督ならば”コーチを引き受けるのではないかと予想している。
選手からすると中村氏の威圧感は相当なものだろう。
立浪監督が上手く中村氏をコントロールすることで、選手に「規律」を植えつけていく。
筆者はこう予想している。
続いて、バッテリーコーチであるが、立浪監督が現役を共にした捕手で思いつくのは、中村武志氏と谷繁元信氏である。
中村氏は現バッテリーコーチを務めているため、可能性は低そうだ。
とすれば、監督経験もあり捕手としての実績も十分な谷繁氏の入閣が予想される。
■バッテリーコーチ:谷繁元信氏
次は、守備走塁コーチである。
本命は井端弘和氏なのだが、現在はオリンピック代表コーチという肩書をもっているため、今回は除外したい。
そこで本命に浮上してくるのが、PL学園の1つ後輩である宮本慎也氏だ。
ご存じの通り”守備の達人”である宮本氏だが、オリンピック代表のキャプテンを2度務めるなど人望も厚い。
立浪監督も気の知れた後輩ということで、遠慮なく意思疎通ができる間柄であろう。
宮本氏の入閣は、立浪体制の1つの目玉となりそうだ。
外野守備走塁コーチについては、パッと思いつく人物がいないため、現コーチである英智氏の続投を予想しておこう。
さて、最後に投手コーチであるが、立浪監督は野手出身であるため、投手運用を任せるという意味で、立浪体制最重要のポジションとなる。
落合監督の右腕として森繁和コーチがいたように、立浪監督にも絶対の信頼を置ける投手コーチが必要だ。
ドラゴンズのOBでは、山本昌氏・川上憲伸氏・岩瀬仁紀氏など錚々たる実績を持つ投手が候補となり、PL学園では前述の野村弘樹氏が有力候補となるが、何か一つ”重み”が足りない。
そこで、投手コーチとして入閣するのではないかと予想するのが、PL学園出身の”大物”、桑田真澄氏である。
桑田氏と言えば、清原和博しとのKKコンビで時代を築き、ジャイアンツのエースとして活躍した、いわばドラゴンズにとっての宿敵である。
その桑田氏だが、現在の原体制との関係が良くないという理由で、現役引退後にジャイアンツのコーチに就任する気配はない。
立浪監督より年上という懸念はあるが、立浪監督としては高校時代に相部屋経験もあり絶大な信頼を置いているであろう桑田氏を投手コーチに据えたいのではないか。
立浪監督本人も「投手を任せるコーチが最重要」でることと、「他球団からの登用もあり得る」ということを語っている。
もしそれが実現すれば、もう一人の投手コーチは左腕であり中継ぎ・抑えとして前人未到の大記録を築いた岩瀬仁紀氏が有力ではないかと予想する。
これで全コーチ陣が出揃った。
■監督:立浪和義氏
■バッテリーコーチ:谷繁元信氏
こんな未来が近い将来やってくるかもしれない。
ちなみに、予想したコーチ陣の現況や意志などは全然調べていないので、実現不可能な事情があっても悪しからず。
さて、明日からは心を強く現実を見るとしよう。