ナゴヤの空を切り裂く稲妻
2020/7/10 対広島カープ
結果は3-2でドラゴンズの勝利。
久々の勝利、しかもサヨナラ勝ちという最高の展開で連敗をストップしたドラゴンズ。
しかし、岡田投手が炎上した昨日の今日。
敵ながら菊池投手とフランスア投手が失点したカープも、ドラゴンズと共通の悩みを抱えているのだろう。
抑えとは、見た目以上に難しい役割である。
ところで、ここのところ毎試合投げている印象の、祖父江投手・福投手・Rマルティネス投手。
今日も3人揃って無失点。
試合に勝ったことで少しは報われただろうか。
サラリーマンでいうと完全なるブラック企業状態なのだから、球団はせめて残業代をしっかり払ってもらいたい。
今日も頭が下がる中継ぎ陣であった。
■主演選手賞
井領 雅貴 選手
今シーズン初スタメンに抜擢された井領選手。
打順の巡りで回の先頭打者として3回打席に立ち、見事に2度の出塁を果たす。
それが2度とも得点につながり、ドラゴンズを勝利に導いた。
左の代打の切り札としてポジションを築いているが、決して守れないわけではない。
固定されないライトのスタメンに名乗りをあげる活躍だ。
■助演選手賞
木下 拓哉 選手
今日もタイムリーヒットを放つなど、打撃好調な木下選手に何故2度も送りバントを指示するのか、という意見もあるだろう。
それでもその2度のバントを確実に決め、チームの流れをスムーズに動かした木下選手を選出。
采配と選手は鶏と卵。
采配に選手が応えれば、きっと采配も選手に応えてくれるだろう。
■助演選手賞
ビシエド 選手
スワローズ戦の悪夢。
相変わらず打つことのできない大瀬良投手。
大事な場面で被弾する大野投手。
サヨナラ勝ちの出来ないドラゴンズ。
モヤモヤしたナゴヤドームの空気を、ビシエド選手の強烈な一打が、まるで稲妻のように貫いた。
見事なサヨナラホームラン。
さらば、逆流。
明日からは爽やかな追い風が吹くはずだ。
さて、明日は今シーズン初先発の勝野投手。
良いピッチャーなのは間違い無いが、何が良いのか掴みづらい投手である。
明日は勝野投手がどんな特徴の投手なのか、じっくり観察してみたいと思う。