2020/6/30 対阪神タイガース
ナゴヤドームでの対タイガース第1戦。
結果は5-0でドラゴンズの勝利。
勝てたから、『面白い試合だった』と笑いながら話せる、今日の試合はそんな試合だった。
ゲーム序盤から、両チームの壮絶な譲り合い。
『点は取りませんから、お先にどうぞ』と言わんばかりの、エラー&併殺&四球&死球&バントミス。
両チーム、下位に位置しているのが頷けるミスと拙攻の連続に、思わず筆者も笑いながら観戦してしまった。
もし敗れていたらネガティブな話題しか出てこない試合。いやー、勝って良かった。
昨シーズンも、交流戦のオリックス戦で同じような試合があった。
ドラゴンズ、こういう試合は得意らしい。
■主演選手賞
阿部 寿樹 選手
6回裏に先制のタイムリーヒットを放った阿部選手を選出。
両チーム全く得点できる気配がない中、重苦しい空気を打ち破る見事なライト前タイムリー。
流れのない試合だったので、正直、阿部選手が打席に立ってもタイムリーを打てる気配は感じなかった。
あの場面、ドラゴンズが点をとれなければ、負けていても全くおかしくない。
正に値千金の一打であった。
■助演選手賞
柳 裕也 投手
7回無失点で今シーズン初勝利。
調子が悪く、タイガース打線でなければ打ち込まれていてもおかしくない内容であっただけに、結果無失点ではあったが主演選出賞には選出しなかった。
スライダーが切れず、コントロールも悪く、珍しく四球を5つも与えた今日の柳投手。
それでも操れる球種を探し出し、今日はカーブとシンカーを軸に試合を作った。
悪いなりにも試合を壊さないところが柳投手の素晴らしいところだ。
しかし今シーズン、伝家の宝刀ともいえる縦のスライダーの軌道がおかしい。
曲がりが早く、普通のスライダーのような軌道になっているのは非常に気になるところだ。
■助演選手賞
アルモンテ 選手
7回裏に試合を決める満塁ホームランを放ったアルモンテ選手を選出。
右のモンテ、インコース低めは得意のゾーンだ。
さて、なんとか初戦をとったドラゴンズ。
しかし、まだ喜ぶわけにはいかない。
借金2、スタートラインにさえ戻れていない。
明日は先発山本拓実。
良い流れで3戦目の岡野投手にバトンを繋いでほしい。