2020/7/1 対阪神タイガース
ナゴヤドームでの対タイガース第2戦。
結果は6-3でドラゴンズの勝利。
今日は、試合前に嬉しいニュースが飛び込んできた。
2日前に『新戦力大抜擢のすゝめ』として記事を書いた、アリエル・マルティネス選手の支配下登録が発表されたのだ。
その時の記事はこちら↓↓
支配下登録をするということは、近い将来1軍での起用を見込んでいるということだ。
開幕直後のこの時期に、よくぞ決断してくれた。
A・マルティネス選手が、すぐに1軍の投手に対応できるかは分からないが、備わっている打撃能力は間違いない。
きっと、このニュースに対するセ・リーグ他球団の興味はゼロに等しいだろう。
先日の「ジャイアンツ ウィーラーを補強」のニュースに比べれば、扱いは1/100程度。
これはむしろ好都合である。
注目されず、無音で打席に立てば良い。
ニュースは後からついてくる。
来日3年目、やっとスタートラインに立ったA・マルティネス選手。
本当の勝負はここから始まる。
■主演選手賞
高橋 周平 選手
昨日に続き、今日の試合もタイガースが勝手に流れを手放し、中盤以降は楽な試合展開となった。
しかし、4回までは緊迫した試合展開であり、1点先制されたドラゴンズとしては、何とか早い段階で追いつきたい展開。
そんな中、4回裏2死3塁からセンター前への同点タイムリーを放った高橋選手を選出。
前の打者であるビシエド選手がランナーを返すことができず、重圧のかかる打席であったが、見事なバッティングを披露。
先週の対カープ第2戦でも、2死3塁からタイムリーヒットを放っているが、まさに『ここで1本欲しい』という場面に勝負強い打撃をしてくれている。
打率以上の貢献度だ。
■助演選手賞
木下 拓哉 選手
序盤戦、タイガース先発の秋山投手のフォークボールに各打者が翻弄される中、チーム初ヒットを含む2打席連続での安打を放つ。
結果的には、3安打猛打賞、貴重な3点目のホームを踏むなど大活躍。
シーズン序盤戦のラッキーボーイ期間は、まだ終わっていないようだ。
■助演選手賞
福 敬登 投手
先発の山本投手が、大量の援護点をもらいながら、あまり安定感のないピッチング。
昨日と同じく、相手がタイガース打線でなければ、つかまっていた可能性が高い。
試合に安定感を与えたのは、7回登板の福投手と8回登板の祖父江投手だ。
特に6回裏のドラゴンズの攻撃が酷かっただけに、流れを渡さないという意味で、福投手の好投は大きかった。
さて、今シーズン初の連勝となったドラゴンズ。
素直に喜びたい日だが、勝って兜の緒を締めよ。
1つ苦言を呈しておこう。
場面は6回裏。
先頭打者の木下選手がヒットで出塁し、次の打者山本投手の打席で首脳陣は井領選手を代打に送る。
ここで井領選手にバントのサインが出されるも、2度連続でバントが出来ず、追い込まれてヒッティングするも、結果は最悪のダブルプレー。
リードしているとはいえ、6回表に4点差に詰め寄られ、なんとしても1点欲しい場面。
バントのサインは理解できる。
しかし果たして、バントのサインを出すのに、代打は井領選手で良かったのだろうか?
もちろん、一番悪いのはバントが出来なかった井領選手である。
だが、昨シーズンから左の代打一番手として起用されてきた井領選手。
筆者は井領選手のバント技術を知っているわけではないが、少なくともバントをする機会が多い打者ではない。
バントのシーンを思い出すのも困難なくらいだ。
ちなみにこの場面、控えの野手は全員が出場できる状態であった。
溝脇選手も遠藤選手も渡辺選手もいれば、筆者が練習試合でバントの巧さを感じた郡司選手もいた。
首脳陣は、ドラゴンズ野手陣を、バントの巧い順に並べることができるのだろうか?
並べた結果が、代打井領選手であったのだろうか。
少なくとも筆者には、バントのシチュエーションを考えず、木下選手が凡退することのみを想定し、なんとなくそのまま井領選手を代打に送ったようにしか見えない。
仮にそんな中途半端な采配であれば、本気で優勝を目指している選手たちに失礼である。
『給料を貰っているなら仕事をしろ』と言ってやりたい。
次のバントシチュエーションで、井領選手が再び代打に送られるのか、注目して見てみてみることにしよう。
最後になったが、明日の先発はルーキーの岡野投手。
いつの間にか、開幕ローテーションで白星のない投手は岡野投手と大野投手だけとなった。
白星を掴み取り、開幕投手である大野投手に恥じらいをプレゼントしてあげよう。