2020/7/2 対阪神タイガース
ナゴヤドームでの対タイガース第3戦。
結果は4-2でドラゴンズの勝利。
岡野投手、プロ初勝利おめでとう。
苦しい投球内容だったが、5回2失点で何とか耐え凌ぎ、プロ初勝利を掴み取った。
苦労してプロ入りしたオールドルーキーの岡野投手。
今日のピッチングも、まるでこれまでの野球人生を辿るような、数多くの困難を乗り越えて、5回まで粘り抜く内容。
岡野投手らしい初勝利になったのではないだろうか。
2軍では、同じくルーキーの石川昂弥選手が、ウエスタンリーグでプロ初ホームラン。
ルーキーたちが、それぞれのプロ第一歩を踏み出した。
■主演選手賞
祖父江 大輔 投手
今日の試合は、両チーム先発投手が序盤に乱れ、3回を終わり3対2とドラゴンズが1点リード。
次の1点をどちらのチームがとるかが非常に重要な展開となった。
比較的早く点数が入りそうな展開だったが、両チーム、特にドラゴンズ中継ぎ陣が素晴らしい投球を披露し、8回裏まで1点も入らないという予想外の展開に。
そんなドラゴンズ中継ぎ陣の中から、普段とは違う8回にセットアッパーとしてマウンドに上がり、見事無失点で切り抜けた祖父江投手を選出。
今シーズン未だ無失点の好調さを今日も披露。
連投となっているプルペン陣を支える、獅子奮迅の活躍だ。
その他、今日登板した中継ぎ陣。
ゴンサレス投手・福投手・Rマルティネス投手、みんな素晴らしかった。
今日は正にプルペンで勝った試合。
こういう試合を勝てるのは大きい。
岡野投手から受け取った初勝利という重たいバトンを、見事に最後まで繋ぎ切った。
■助演選手賞
井領 雅貴 選手
8回裏に値千金の追加点となるタイムリーヒット。
昨日のバント失敗を振り払う一打。
本人も、采配を含めたモヤモヤが吹き飛ぶ、快心のヒットとなったのではないか。
■助演選手賞
京田 陽太 選手
9回表、1死1・2塁の大ピンチ。
マウンド上には、今シーズン初めて9回を任されたRマルティネス投手。
そわそわ落ち着かない投球を続けるRマルティネス投手を救ったのは、ショート京田選出のファインプレー。
本人からすると簡単なプレーだったのかもしれないが、チームにとっての意味は非常に大きい。
チームの3連勝、ここまでの中継ぎ陣の頑張り、岡野投手の初勝利、全てを繋ぎ止めた大ファインプレーだ。
京田選手は、例え無安打の試合でも、守りだけで価値のある選手だ。
さて、勝率を5割に戻して、明日から東京ドームで首位ジャイアンツに挑む。
3連勝したことで、負けてなんぼの心持ちで、戦いに挑める。
初戦は大エース、菅野投手が相手。
受け身になるな、攻めて行け。