カープ先発は、大瀬良・森下より明らかに力の劣る遠藤。昨日のサヨナラ勝ちの勢いそのままに、初回から猛攻を見せるかと思いきや、綺麗にゼロを並べていくところがドラゴンズ。
柳のピッチングからすると、先に1点取れば‥という試合展開ながら、得点の気配を感じることができないもどかしさ。
6回裏、ビシエドの大飛球もバンテリンドームのフェンスに阻まれホームランはならず。得点を諦めかけていたその時、チャンスで頼れるマスター・阿部寿樹が値千金のタイムリー。
柳にとってはこの1点で充分だった。
インコースをほぼ使わないアウトコースの出し入れだけで抑える技術は芸術の域。
西川や坂倉などの強打者はまだしも、ルーキーや新外国人・下位打線は敵にあらず。
今シーズン12球団初完封で自身もシーズン初勝利。
カープ相手に三連勝だけでなく、サヨナラ勝ちを挟んで大野と柳に勝ちがつく最高の展開。
悪夢の三連敗で始まった最悪の週が、いつの間にか最高の週へと変わる。
これだから、プロ野球ファンはやめられない。