開幕から対戦カードが1巡し、ドラゴンズはここまで5勝6敗2分の4位タイ。ホームゲームが2試合多かったことを考えるとやや低調なスタートを切った。
ちなみに昨シーズンの成績は7勝8敗。ここまでは昨シーズンと同程度のスタートとなっている。
先週だけに限ると、ホームゲーム5試合を戦い2勝2敗1分の5割。
昨日も記載した通り、ベイスターズ・スワローズが相手となれば勝ち越しが必須であったが、初戦から深刻な貧打を見せられた上にビシエド選手が離脱。むしろ5割で切り抜けたことを評価せねばならない。
しかし、ホームで勝ち越せなかったツケは必ず回ってくる。来週、ビジターでの同一カード6連戦で実力が試される。
また、筆者が先週1週間のキーマンに指名した勝野投手は、期待に応え見事に白星をゲット。エース・大野投手で負けた翌日の勝利は、チームを救う貴重な白星となった。
さて、今週の対戦カードを確認しよう。
■対ジャイアンツ(東京ドーム)
4/13(火):<予想先発> 大野-サンチェス
4/14(水):<予想先発> 梅津-畠
4/15(木):<予想先発> 勝野-高橋
4/16(金):<予想先発> 福谷-大瀬良
4/17(土):<予想先発> 松葉-久里
4/18(日):<予想先発> 柳-野村
ドラゴンズの先発投手予想が難しい(今日関連ニュースが出れば分かるのだが・・)。
まずは福谷投手のコンディションが心配だが、爪の怪我であり登録抹消されていないことを考えれば、今週登板する可能性は高いだろう。
もう1つはビジター球場を苦手とする松葉投手を東京ドームで投げさせるかどうかだろう。2軍で好投を続ける梅津投手にもそろそろ登板機会を与えたいところ。
そうなると松葉投手をカープ戦にまわし、ビジターを得意とする小笠原投手を来週のベイスターズ戦(横浜スタジアム)に起用し、勝野投手を得意のスワローズ戦にぶつけるプランまで見えてくる。
今週のキーマンには、先週攻守ともに受難の1週間となった高橋周平選手を挙げたい。
2番に三ツ俣選手が起用されれば、大島選手が出塁し三ツ俣選手が進塁させるイメージが湧いてくる。1死2塁もしくは2死2塁、3番打者・高橋選手の内容次第でチームの得点が変わってくるだろう。
また、4番にアリエル選手が座れば、高橋選手次第で大量得点も見えてくる。ドラゴンズの攻撃を点から線に出来るかどうかは、3番打者次第だ。
一方投手陣は、ここまで防御率が12球団トップと、文句を付けたらバチがあたる好結果を残している。R・マルティネス投手の合流で祖父江投手の負担を減らすことができれば、もう少し余裕を持った起用も可能となるだろう。
他球団でも、隔離期間を経て外国人選手の合流が始まっている。セ・リーグ全体で見れば、首位タイガースの優位性も徐々に薄まってくるだろう。
そんな中、4番・ビシエド選手が不在となっているドラゴンズ。4月中は、勝率5割のキープが最低限の目標となる。焦る必要はない、反攻はその後に待っている。