例年のように好成績を残すドラゴンズ今シーズンの野手キャプテン・大島洋平だが、ゲームの勝ちを決める「主役」級の働きを見せる試合は少ない。
「大島プロ」と呼ばれる所以は、どんな状況でも黙々と結果を残し続けるその姿勢にあるが、自分の役割を超えた好影響をチーム及ぼすことがないという、ある種の皮肉にも聞こえる。
そんな大島を変えたのは、3連敗後に立浪監督が課した選手ミーティングか。
キャプテンが中心となり腹を割って話し合った夜を終え、大島洋平は「プロ」から「キャプテン」となった。
6回裏、値千金の同点ホームラン。延長12回裏、チームの負けを消す起死回生の同点タイムリー3塁打。
今日の試合の「主役」は、間違いなくキャプテン・大島洋平だ。
昨日、投手キャプテン・大野が勝ち。
今日、野手キャプテン・大島で勝つ。
今のドラゴンズに必要なのは、「プロ」ではなく、チームを勝利に導く「キャプテン」だ。