誰よりも気分次第
ヒーローインタビューで大野自身も語っていたが、まさかこの時期の大野-大瀬良で勝利できるとは。
ドラゴンズに染まりきっていない男・ルーキー鵜飼の同点タイムリーで息を吹き返したドラゴンズが、今シーズン初勝利に続く逆転での白星で、三連敗からの脱出に成功した。
大きいのは、開幕投手・大野が勝利投手となったことだろう。
無尽蔵のスタミナを武器に、シーズン後半戦に強さを発揮する大野は、逆に前半戦に弱く、毎年のように初勝利までに時間がかかる。
今日も8回を投げ終え1-2と負け投手の権利のままマウンドを降りており、まさか勝ち投手になるとは、本人も驚きであろう。
エースでありながら、実は誰よりも気分次第な男・大野雄大。その大野の気分がチーム全体に伝播するのが今のドラゴンズ。
登板2試合目での白星は、本人だけでなくチームに与える影響も大きそうだ。
さて、明日はカープ打線を抑えるイメージが湧かない笠原が先発。しかし、試合開始前の予想が当たらないことは、今日の試合で証明済みだ。