中日ドラゴンズ アカデミー賞

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ドラフト会議2021予想


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今年のドラフト指名はドラゴンズにとって難しい。注目は高校生3投手(小園・森木・風間)だが、昨年ドラフト1位で高卒の高橋投手を獲得しているだけに、今年は指名の可能性が低い

なによりも、今のチーム事情がそれを許さず、投手よりも野手を強化することが共通認識となっている。

 

平田・福田・ガーバーの実力難により両翼が崩壊、阿部・高橋・京田の不調により盤石かと思われた内野陣もガタガタ‥

 

柔軟性の無い起用方針により、A・マルティネス郡司のコンバートもなく、石垣土田などの若手起用も限定的、野手陣総崩れ・未来の希望もない中、シーズンは終わりそうだ。

 

そんなチーム事情もあり、今年は野手中心の指名が予想されるが、大社卒の所謂「即戦力野手」の候補選手が今年は少ない

 

ドラゴンズの需要と候補選手の供給がやや噛み合わない中、ドラゴンズはどんなドラフトを見せるのか。

立浪新監督と気持ちを新たに臨む2022年シーズンに向けて、筆者なりの予想を行ってみた。

 

 

■ドラフト1位

 ブライト 健太(上武大学・外野手)

 

1位指名でなければ獲得できないほどの絶対的存在が不在の「即戦力野手」を、何位で指名するのか。

 

ポイントは、「即戦力左腕」と「高卒長距離砲」という、ドラゴンズ第2の補強ポイントに比較的候補選手が揃っているという点だろう。

今年は「即戦力左腕」と「高卒長距離砲」に関し、2位以降でも比較的良い選手が獲得できると踏んだ。

 

ブライト選手は、素晴らしい能力を持っていそうだが、やや未知数な部分も多い。本来であれば2位指名が適切だと筆者は考える。

しかし、前述の理由の通り、他の補強ポイントは2位以降でも補完できると考え、最大の補強ポイントである「即戦力野手」を、1位指名で確実に獲得することが、ドラゴンズにとってはベストだと考える。

 

今年は「2位指名クラスの選手を1位〜3位で3名とる」ドラフトだと割り切り、ブライト選手への特攻を予想する。

 

 

■ドラフト2位

 石森 大誠(火の国サラマンダーズ・投手)

 

「即戦力左腕」として、先発タイプが欲しい場合は、佐藤投手(筑波大)・隅田投手(西日本工業大)・鈴木投手(創価大)・山下投手(法政大)・山田投手(JR東日本が候補になるだろうか。桐敷投手(新潟医療福祉大)の評価も高い。

鈴木投手以下は2位で指名できる可能性もあるだろう。

 

しかし、ドラゴンズに必要な即戦力左腕は、どちらかと言えば中継ぎタイプ。

岡田投手は信頼が置けず、橋本・近藤の両投手はまだ実績がない。ロサリオ投手が機能しなかった今シーズン、福投手に頼り切るしかない1年であった。

 

中継ぎタイプでいえば、黒原投手(関西学院大石森投手に注目しているが、筆者の一押しは石森投手。

元スワローズで五十嵐投手と共に「ロケットボーイズ」として活躍した石井弘寿投手を彷彿とさせるストレートは、打者を圧倒できる威力がある。

 

独立リーグ出身のドラフト2位と言えば、今シーズン大車輪の活躍を見せる又吉投手が思い浮かぶ。ドラゴンズ独立リーグの系譜は紡がれていくのだろうか。

 

 

■ドラフト3位

 田村 俊介(愛工大名電・野手)

 

「高卒長距離砲」も好素材が多い印象だ。吉野選手(昌平)・有薗選手(千葉学芸)・前川選手(智弁学園)・阪口選手(岐阜第一)・阪上選手(神戸国際大附)・田村選手あたりが候補となりそうだ。

 

前川選手までは、1〜2位指名の可能性も高そうなので、ここは地元愛知の田村選手指名を予想する。

田村選手は投手も兼任しているが、完全に野手評価。癖のない美しい打撃フォームで、将来は本塁打を量産してもらいたい。

 

ちなみに、田村選手に対し米村スカウトが残した「根尾、石川昂のように先を見据えた評価をしている」というコメントは、昨年指名予定であった内山選手(現スワローズ・星稜高)へのコメントと類似しており、本気度が伺える。

 

昨年のドラゴンズ3位・土田選手のように、3位・田村選手を軸にドラフト指名が構成される可能性もありそうだ。

 

 

■ドラフト4位

 山城 響(富士大・内野手

 

4位指名は、鵜飼選手(駒澤大・外野手)と迷ったが、ブライト選手を1位指名できた場合は、内野を守れる山城選手を優先したい。

 

現在のドラゴンズは、三ツ俣選手・堂上選手・溝脇選手と守備型のセカンドが多い。阿部選手も今や守備型と考えた方が適切だ。

打撃に特徴のあるセカンドの加入は、チームに活気をもたらすだろう。

 

ファン待望の山田健太選手(立教大・二塁手を来年はドラゴンズに迎入れる予定だが、山城選手は外野も守れるため、大きな問題にはならないだろう。

 

 

■ドラフト5位

 竹山 日向(享栄高・投手)

 

ドラゴンズの出世枠、5位指名には地元享栄高校竹山投手を予想。

予想はしたものの、「高卒投手」は昨年のドラフトで育成も含め5名を指名しているため、今年指名する必要はないかもしれない。

 

近年では、2018年垣越投手・2019年竹内投手・2020年の5投手と比較的多く指名しているが、入団後の故障も多く、まだその全貌が見えないのが本音だ。

今年は「高卒投手」の指名を避け、彼らの育成に頼っても良いのかもしれない。

 

そうなった場合は、大卒右腕の赤星投手(日本大)や打撃型外野手で井端氏絶賛川村選手(國學院大の指名も面白いし、前述した阪口選手(岐阜第一)鵜飼選手(駒澤大・外野手)が残っていれば、「野手ドラフト」と割り切って指名しても良いかもしれない。

 

5位指名により、ドラゴンズの野手補強の本気度が伺えそうだ。

 

 

■ドラフト6位

 中川 勇斗(京都国際・捕手)

 

今シーズン、1軍に木下・桂・マルティネス、2軍に郡司・石橋・大野・山下という陣容で戦った捕手陣。

立浪新監督は、マルティネスの外野起用を考えていそうな上、大野・山下両捕手の去就は怪しい。

加えて、郡司選手は遅かれ早かれ外野手にコンバートになると筆者は考えている。

 

従って、編成的には捕手の指名が必須であり、将来の正捕手・石橋選手をフォローする役割の「高卒捕手」は、ドラゴンズ今年の補強ポイントの1つだ。

 

筆頭候補には、地元の高木選手(県岐阜商の名前が挙がりそうだが、捕手としてはやや腰高な点が気になる。守備型の捕手らしい選手をじっくりと伸ばしていく意味では、こちらも愛知出身の中川選手の指名が理想的と考えている。

 

 

育成ドラフト1位

 安田 悠馬(愛知大・捕手)

 

山下選手の去就に直結しそうなのが、安田選手の指名だ。捕手でありながら、打力を活かすため、他のポジションを兼任していく路線になるであろう。

 

愛知2部リーグでの活躍が、どこまでプロで通用するのか。まずは育成指名で様子を見たいところだ。

 

 

 

さて、全体を纏めると、このような指名になる。

 

ドラフト1位:ブライト 健太(上武大学・外野手)

ドラフト2位:石森 大誠(火の国サラマンダーズ・投手)

ドラフト3位:田村 俊介(愛工大名電・野手)

ドラフト4位:山城 響(富士大・内野手

ドラフト5位:竹山 日向(享栄高・投手)

ドラフト6位:中川 勇斗(京都国際・捕手)

育成ドラフト1位:安田 悠馬(愛知大・捕手)

 

投手2名・野手5名・地元枠4名。サプライズ枠は、2位指名の石森投手だろうか。

 

ドラフト会議当日まであと1週間。

1年で最もワクワクする1日がもうすぐやってくる。