京田陽太(期待Ranking 6位)
新たなシーズンの開幕に向けて、中日ドラゴンズ2022年期待Rankingを発表していく企画。
これまで発表済のRankingは以下の通りだ。
■ 2022年 期待Ranking
10位:三好 大倫 選手
9位:高橋 宏斗 投手
8位:岡林 勇希 選手
7位:勝野 昌慶 投手
6位:
5位:
4位:
3位:
2位:
1位:
今回は「期待Ranking 6位」を発表する。
■期待Ranking 6位
京田 陽太 選手
「京田の打撃に期待してはいけない。」
ここ数年でドラゴンズファンが学んできたことである。高い守備力と凄まじい体力を武器に、守備の要所・ショートを1年間務めるだけで、十分評価出来ることである。
理解しつつも、今シーズンの京田選手の打撃に期待せずにはいられない。中村紀洋打撃コーチのアドバイスをもとにした大幅な打撃フォームの変更と、その後の立浪監督の「指摘するところがない」という驚くようなコメントが、ドラゴンズファンの期待を煽る。
そもそも京田選手は、2016年ドラフト指名からの入団時に「バッティングはちゃんと教えてもらったことがない」と語っていた。
つまり、バッティング技術の向上は、プロの打撃指導に委ねていたというわけだ。
それから5年が経過。果たして京田選手は、本物の打撃コーチに出会うことができたのだろうか。
少なくとも結果を見る限りは、想像していた成長は遂げられていない。
中村紀洋打撃コーチとの出会いは、京田選手にとって初めて「本物の指導」を受けることができる機会かもしれない。
逆にいえば、この機会で殻を破れなければ、それはもうコーチの問題ではない可能性が高い。
いずれにせよ、筆者が京田選手の打撃に期待を持つのは今シーズンが最後となる。平凡なショートで終わるのか、憧れの鳥谷選手のようなスターになるのか。キャンプスタートから、京田選手の打撃に注目したい。
また、京田選手の打順にも注目だ。
立浪監督は、1番大島・4番ビシエドを固めており、2番はできれば右打者が良いと語っている。
となれば、京田選手は下位打線が濃厚。6〜8番あたりが有力と見られる。
チームとしては、京田選手が6番に入り、打率2割8分を残す打者に成長してくれれば打線に繋がりができる。
井端氏がよく「6番に走力のある打者がいると下位打線で得点しやすい」と語っているが、京田の出塁を石川昂弥や木下が返すような打線になれば理想だ。
昨シーズンの段階では、小技が苦手で出塁率も低いため、打線を“点”にしてしまう傾向があった京田選手。そんな難しい選手をどう打順に組み込むか、立浪新監督の手腕が問われる分かりやすい課題でもありそうだ。