未来に向けたパワーヒッター
2021/6/18 対東京ヤクルトスワローズ
神宮球場での対スワローズ第1戦。
結果は2-5でドラゴンズの敗戦。
交流戦後の開幕カード初戦は、スワローズの本塁打2本に沈み黒星スタート。ドラゴンズからしてみれば、今シーズン素晴らしい投球を続ける柳投手が5失点するという、諦めのつく敗戦となった。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
加藤 翔平 選手
ドラゴンズデビュー戦で、初打席初球をレフトスタンドへ。それまで手も足も出なかったスワローズ先発・石川投手からあっさりと得点を奪い、一時は同点に追いつく試合の流れを作った。
柳 裕也 投手
オスナ選手に打たれたホームランも、前の打者・村上選手に打たれたようなものである。
今シーズン、とことん打ち込まれる村上選手を押さえ込まない限り、スワローズ戦での勝利は見込めないだろう。
さて、ウエスタン・リーグでは石垣雅海選手が久しぶりの本塁打を放って勝利に貢献。今シーズン怪我をして以降、本来のバッティングが見られない状態が続いていただけに、嬉しい一発となった。
日本人パワーヒッターの不足が深刻なドラゴンズにおいて、それを短期的に解消するための手段は、ドラフトでのルーキー獲得ではなく、現有戦力の成長である。
2軍の中であれば、石橋選手・郡司選手あたりも伸びる可能性は高そうだが、ポジションを考えれば筆頭は石垣選手と石川昂弥選手となる。
石垣選手には、昨シーズンのように2軍で圧倒的な成績を残し、1軍での出場機会を掴み、少しでも早くドラゴンズの弱点を補うパワーヒッターとして、レギュラーを掴み取ってもらいたい。