中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

対戦スケジュールを読み解く(後編)


ブログランキングに参加しています。
この記事を読んで「参考になったよ!」という人は応援クリックをお願いします。
↓ ↓ ↓ 
にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村

 

プロ野球2021年シーズン開幕まで残3日。

今日行われたウエスタン・リーグでは、大野・橋本・岡野・藤嶋完封リレーで、カープ相手に完勝。1軍では根尾選手を含めた若手野手陣の1軍スタートが明らかになった。

 

さて今回は、今シーズンのドラゴンズの対戦スケジュールを読み解いていく企画の後編。交流戦終了後(6/18)~シーズン終了(10/16)までを考察する。

 

 

期間③:交流戦終了後(6/18)~オリンピック中断前(7/14)計22試合

交流戦が明けると、オリンピック中断前までおよそ1か月間試合が行われる。引き続きドラゴンズは、キューバ人3選手を欠いて臨むことになるだろう。

 

ホーム9試合・ビジター13試合と、苦手なビジターが増加するが、中でもMazdaスタジアムで6試合が予定されている。野投手・梅津投手・勝野投Mazdaスタジアムを苦手にしているだけに、ここはきっちり福谷・柳の両投手を準備していきたい。

逆に、ジャイアン戦は前橋での2試合のみ、タイガース戦もホームの3試合のみだ。

 

試合日程は比較的楽で、5試合の週が2回ある。先発投手は5人+谷間1人の考え方で臨んでいけそうだ。

 

この期間における優勝に向けた最低限のノルマは貯金2であろう。ビジター中心ながら昨シーズンの下位チームを相手にするだけに、着実に貯金を増やしていきたい。これでシーズン合計の貯金数は3となる。

 

 

 期間④:オリンピック中断後(8/13)~シーズン終了(10/16)計54試合

 約1か月のオリンピック中断を挟んで、シーズンが再開する。ここからまだ54試合が予定されており、シーズンはまだまだ続く。

気がかりなのはオリンピック代表メンバーの状態。野手は問題ないだろうが、投手陣の負担は特に大きい。ドラゴンズでは野投の状態が心配される。

 

この期間は、ホーム28試合・アウェイ26試合とややホームが多い。最大の対戦カードはタイガースとの13試合、最少はベイスターズとの8試合だ。対カープは11試合中8試合がホーム、対スワローズではシーズン最後に4連戦が組まれている。

 

優勝争いを考えると、苦手甲子園7試合を含むタイガース戦と、8~9月の週後半に1週おきに組まれるジャイアンツ戦(8/13~8/15・8/27~8/29・9/10~12)が鍵となりそうだ。

特に、昨年もあったような同ローテが連続してぶつかるジャイアンツ戦。オリンピック中断後の初戦(8/13)に野投が登板できるかは不透明であり、新たなジャイアンツキラーの登場が期待される。

 

連戦も多く、9/7をスタートに9連戦→2連休→9連戦というスケジュールが組まれている。中でも後半の9連戦は、タイガース戦→ベイスターズ2連戦→タイガース3連戦→スワローズ3連戦という特殊な対戦相手だ。

このころには、各チーム中継ぎ陣が疲弊していることが想像に難くない。野球は投手力であることを実感する季節となるだろう。

 

この期間における優勝に向けた最低限のノルマは貯金12であろう。投手力と持久力というドラゴンズの強みが発揮されるのは、間違いなくシーズン後半だ。ホーム中心であり、キューバ人も合流、貯金を量産できる体制になっている可能性が高い。

 

 

結果、シーズン合計の貯金数は15となる。これで優勝できるかどうかは優勝ライン次第であるが、なるべく混戦となり優勝ラインが下がった方がドラゴンズには優位に働きそうだ。

 

改めて考えて見ると、シーズンは長丁場である。

現有戦力ではお世辞にも優勝できる力があるとは言い難いが、シーズン中の成長でチーム力は大きく変わる

そう考えると、伸び代のある若手を抜擢し、怪我人を慎重に扱うことで、チームを筋肉質にしていく与田体制のチーム運営は間違っていない。

集大成の3年目で花を咲かすことが出来るか。今は期待しかない。