中日ドラゴンズ アカデミー賞

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中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

絶好調の悲劇


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オープン戦最終戦はファイターズとの一戦。

結果は9-2でドラゴンズの勝利。

 

今日の先発は開幕3戦目に登板が濃厚な小笠原投手。先発が不安定な投球を続けている中、今日の小笠原投手は6回1失点被安打1と素晴らしい投球を披露。

 

コンスタントに140キロ代中盤を記録するストレートに、代名詞の緩いカーブもコントロール良し。

極め付けは決め球のチェンジアップ。以前よりも球速が増し、まるで野投手のツーシームのような変化。130キロ前後で沈み込む球を、相手の左右に限らず有効に使えていた。

 

2番手の福投手ワンポイント気味に登板。調子が上がらないだけに、シーズン序盤はこのような起用が増えるのかもしれない。首脳陣の良い配慮だ。

 

そして、3番手の谷元投手から“絶好調の悲劇”が発動してしまう。

谷元投手は最初の打者相手に、素晴らしいストレートを3球連続で投じ、特に2ストライクからの3球目はストライク判定でも良いアウトコースいっぱい。

ボール判定に思わず苦笑いをする谷元投手、3球だけで分かる今日の調子。まさに絶好調

筆者の経験では、絶好調の日は、自分でそれを認識して制御しない限り大抵乱れる谷元投手もその後連打を浴び1点を献上した。

 

しかし、それ以上に4番手木下投手に悲劇が襲う。木下投手も、今日は最初の打者からコントロールが抜群。球の強さは一級品なだけに、コントロールが良ければ鬼に金棒。まさに絶好調であった。

 

それが最後の最後にマウンド上でうずくまる悲劇。オープン戦最終戦の2アウト2ストライクまできての故障発生。どうやら右肩脱臼の診断となったようだ。

本人にとってもチームにとっても大打撃だが、まずは本人が怪我から回復し、元気に投球を再開できることを祈ろう。

 

快勝で飾ったはずの与田監督の表情が、最後まで「心ここに在らず」であった。それだけ木下投手のマウンド上での故障はショッキングな出来事であった。

 

 

一方の野手陣では、主力が軒並み結果を残す。

中でも、状態の良し悪しに大きく左右される平田選手の打席に、内容があったことが一番の収穫だろう。どうにかこのまま開幕してほしい。

 

代打で出場した福留選手は、挨拶がわりの一発。懐かしさを覚えるライトスタンドへの放物線を見せてくれた。

 

 

さて、来週金曜日には開幕戦を迎えるが、その前に火曜日からはウエスタン・リーグで対カープとの前哨戦が行われる。

 

どちらも1軍の主力が多数合流してくると予想される。大野・勝野・松葉の先発陣はもとより、木下投手の離脱で1枠空いた中継ぎ陣のアピール合戦も最終局面だ。

候補は、藤嶋・橋本・岡野の3投手だろうか。この3連戦で登板のなかった三ツ間投手も含め、状態を上げていきたい。