中日ドラゴンズ アカデミー賞

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中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

アリエル・マルティネス(期待Ranking1位)


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2021年を迎えたところで、気持ちを新たに今シーズンのドラゴンズを占っていくこの企画『2021年シーズン 期待Ranking』

昨シーズンから大きく飛躍が予想される選手を、筆者の独断でランキング形式(1~10位)にてお伝えしよう。発表順番はランダムだ。

 

今日は、期待Ranking 1位の発表を行う。

 

■ 期待Ranking 1位

    アリエル・マルティネス 選手

 

昨シーズンの実績:打率.295、本塁打2、打点13(39試合109打席)

今シーズンの予想:打率.300、本塁打10、打点50(80試合300打席)

 

昨シーズン途中に育成から支配下登録されたアリエル選手。

支配下登録直後にアルモンテ選手の怪我があり、幸運にも即1軍に合流。そのイケメンぶりと「外国人捕手」という話題性から、球界の注目を集めた姿は記憶に新しい。

一方で、話題だけではなくプレーでもファンの心を掴む。捕手としての強気なリード・パワフルな打撃、そして何より勝利への”執着力”はグラウンドのいたるところで感じられた。

 

そんな鮮烈なデビューを飾ったアリエル選手だが、レギュラー出場の機会を増やし正捕手誕生も時間の問題かと思われた矢先、スイングの際に手首を負傷してしまい離脱。シーズンの大部分をリハビリ生活に費やす結果となってしまった。

 

そんなジェットコースターのようなシーズンを過ごしただけに、恐らく球界全体の印象としては、『話題先行の外国人捕手だったけど、シーズン途中から見なくなったな。』といったところだろう。

これぞ、アリエル選手が今シーズンドラゴンズ最大の『隠し玉』になっている所以である。

 

昨シーズン、支配下1年目としては素晴らしい打撃成績を残したことを確認しておこう。1年間フル出場した際の600打席換算では、打率.295、本塁打11、打点71補足すれば、守備が重視される捕手というポジションでの成績である。

 

恐ろしいのは、その成長スピードである。

アリエル選手は、2019年冬のオフシーズンから何故か急激な成長を遂げている。その証拠に、2019年の2軍成績は大したものではなかった(打率.257、本塁打2)。昨シーズン中も、当初三振を重ねていた低めの変化球を、シーズン終盤には見極められるようになっていた姿が印象的だ。

キューバ人選手は、NPBオフシーズンにキューバリーグでプレーしているためか、一冬を超えると成長が著しい。今年、アリエル選手はどんな成長を見せてくれるのだろうか。間違いなく想像を超えてくるだろう。

 

予想する成績は、打率.300、本塁打10、打点50(80試合300打席)

今シーズンは、キューバ代表として離脱する期間があると思われるが、昨年の3倍の300打席を経験することができれば、自ずと成績はついてくるであろう。フルシーズン換算で本塁打王打点王を獲得しても、何ら不思議の無い選手だ。

 

キーポイントは守備位置。昨シーズンの木下捕手の活躍を考えると、アリエル選手が捕手としては出場機会を多く得ることは難しい。前述の成績予想は、外野を守れることを前提としなければ達成不可能だ。

理想は、捕手として週1試合のプレー(ジャリエル投手登板日が望ましい)、その他の試合は外野のレギュラーとしてプレーをすることだと考えている。第3捕手という位置付けであれば、ベンチ入り野手にも1人分余裕が出るはずだ。

 

新外国人にそれほど前評判が高くないガーバー選手を獲得した理由も、アリエル選手の外野挑戦を前提にしたものだと納得がいく。外国人枠のうち野手2人は、ビシエド選手とアリエル選手で固定できる。そんなシーズンが送れれば、ドラゴンズの優勝は近づいてくる。

 

 

ドラゴンズにあって他球団にないもの。それは、外国人選手の『成長』である。新規獲得だけが補強ではない。昨シーズン、怪我で顔見せ程度の出場にとどまったチーム最大の打撃ポテンシャルを持つアリエル選手が、今年25歳を迎える伸び盛りの若者である事を、他チームは知らない。

今シーズン、アリエル選手は間違いなく日本プロ野球界に更なる衝撃を与えるだろう。

 

 

■ 期待Ranking

10位:三ッ間 卓也 投手

9位:石垣 雅海 選手

8位:岡田 俊哉 投手

7位:ビシエド 選手

6位:小笠原 慎之介 投手

5位:又吉 克樹 投手

4位:ジャリエル・ロドリゲス 投手

3位:高橋 周平 選手

2位:渡辺 勝 選手

1位:アリエル・マルティネス 選手(new‼