2021年を迎えたところで、気持ちを新たに今シーズンのドラゴンズを占っていくこの企画『2021年シーズン 期待Ranking』。
昨シーズンから大きく飛躍が予想される選手を、筆者の独断でランキング形式(1~10位)にてお伝えしよう。発表順番はランダムだ。
今日は、期待Ranking 5位の発表を行う。
■ 期待Ranking 5位
又吉 克樹 投手
昨シーズンの実績:4勝0敗7ホールド0セーブ、防御率2.77(26登板、投球回数26.0回)
今シーズンの予想:5勝3敗20ホールド1セーブ、防御率2.77(60登板、投球回数60.0回)
過去、入団から4シーズン連続50試合以上登板、そのうち防御率2点台が3シーズンという凄まじい成績を残してきた又吉投手だが、その後2シーズンは40試合→26試合と登板数が減り、防御率も6.53→4.06と悪化していた。
ところが、昨シーズンは防御率2.77と復調。怪我があり登板数は26試合にとどまったが、復活の気配が見えた。
昨シーズンは、投球フォームが明らかに変わり、左足を上げた際につま先を軸足(右足)とクロスさせる山口俊投手(元ジャイアンツ)や藤浪投手(タイガース)と同じスタイルに変更。コントロールが安定し、ストレートの威力も蘇ってきた印象だ。
今シーズン、目指す成績は過去の自分だろう。
1年目の2014年シーズンは、9勝1敗24ホールド2セーブ、防御率2.21(67登板、投球回数81.1回)と目を疑うような成績。
昨シーズンの活躍で首脳陣からの”信頼”が高まりつつある今、過去を超えるステージに立つ環境は出来上がりつつある。
仮に、絶対的ストッパー・Rマルティネス投手と、セットアッパー候補の新外国人・ロサリオ投手が今シーズンの開幕に間に合わないケースを想定してみよう。
昨シーズンの実績からすれば、
クローザー:祖父江投手
セットアッパー:福投手
は内定であろう。
そして、もう一人のセットアッパーとして名前が挙がるのは、又吉投手となるのではないだろうか(谷元投手は火消し役が適任として)。
この想定は、不幸なことに決して非現実的ではない。特に、入国が難しい新外国人選手を開幕に計算することはもはや出来ない。
そんな有事の時ほど、又吉投手の飄々と投げ続ける姿が頼もしく思える。各球団、開幕に戦力が整わない中、あれよあれよと又吉投手がホールドを積み重ねる姿が目に浮かぶのは筆者だけだろうか。
又吉投手が現在までに積み重ねたホールド数110は、歴代25位タイ。現役チーム最多の134ホールド(歴代14位タイ)を持つ谷元投手まで、残り24ホールド。
ドラゴンズの英雄・浅尾拓也氏の200ホールド(歴代3位)にどこまで近づけるか。
まだ年齢は30才、これからの更なる飛躍に期待をしたい。
■ 期待Ranking
10位:三ッ間 卓也 投手
9位:石垣 雅海 選手
8位:岡田 俊哉 投手
7位:ビシエド 選手
6位:小笠原 慎之介 投手
5位:又吉 克樹 投手(new‼)
4位:ジャリエル・ロドリゲス 投手
3位:高橋 周平 選手
2位:渡辺 勝 選手
1位: