吉見一起への餞(はなむけ)
2020/11/6 対ヤクルトスワローズ
ナゴヤドームでの対スワローズ戦。
結果は4-5でドラゴンズの敗戦。
いくら消化試合とはいえ、試合後に引退セレモニーが用意されている試合である。不甲斐ない負け試合で送り出すよりも、勝って盛大に送り出す。
回が進み、年輪を刻んだ選手たちがグラウンドに現れるたびに、そんな気持ちがヒシヒシと伝わってくる好ゲームであった。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
堂上 直倫 選手
2006年、高校生ドラフト1位でドラゴンズに入団した堂上選手。前年に入団した吉見投手の背中をずっと見てきたであろう男が、この大事な試合の大事な場面で、試合を振り出しに戻す同点タイムリーツーベース。
若手には出来ない、これまでの想いを乗せた吉見投手への“はなむけの一打”であった。
■助演選手賞
平田 良介 選手
代打で出場し、一閃。
吉見投手と同期入団の男が、この試合で最高の“はなむけのホームラン”を放つ。ストーリーとして出来すぎである。
■特別賞
吉見 一起 投手
精密なコントロールで、今日もアウトローに4球。最後までブレない制球力を魅せてくれた吉見投手。
今日まで15年間、本当にお疲れ様でした。
ドラゴンズにたくさんの勝利をありがとう。
さて、引退セレモニーを心に刻もう。