2020/10/16 対広島カープ
結果は8-6でドラゴンズの勝利。
サヨナラ勝ちの勢いそのままに乗り込んだMazdaスタジアム。尻に火の付いた打線が、今日も序盤に4点を奪い試合を優位に進めた。
これでチームは6連勝。貯金は4に増え2位をキープ。
瞬発力と爆発力が不足し、持久力と安定性に富むマラソンランナーのようなチームは、昨年に続きシーズン終盤に力を発揮している。
■主演選手賞
谷元 圭介 投手
6回終了時リードの連勝神話(32連勝)の影響か、6回裏の守備がまるで9回裏のように感じた今日の試合。
1点リードながら一死1・3塁のピンチでマウンドに上がったのは、“神話への守護神” 谷元圭介。
普通に考えると同点までなら仕方のないケースだが、リードして6回を終えないと神話が発動しない難しい場面。
しかし、百戦錬磨の火消し職人は、両コーナーに伸びのあるストレートとブレーキの効いた変化球を投げ込み、最低限の内野ゴロさえ許さない完璧な投球。
結果、無失点で“最終回”を乗り越え、今日も盤石の連勝神話が発動した。
■助演選手賞
高橋 周平 選手
今日の試合は4対3の接戦からどちらのチームが先に得点するかがポイントであった。
8回表、一死1・2塁のチャンスでまたしてもこの男・高橋周平が値千金の一打を放った。
チームで最も頼りになる高橋選手にチャンスが回れば得点が入る。
■助演選手賞
木下 拓哉 選手
2回に豪快なスリーランホームラン。
打率は高くなくても長打があれば捕手としては十分。相手に与える脅威も増すばかりであろう。
さて、ウエスタン・リーグの首位攻防第1ラウンド、対ソフトバンク戦も延長戦の末にドラゴンズが勝利。
10回表に2死からしぶとく満塁のチャンスを作り、6番石川昂弥選手が押し出しの四球をもぎ取り勝負あり。
先発の笠原投手も今シーズン1番のピッチングを見せ8回1失点の好投。
本来ならオフシーズンであるはずの10月下旬。今年は1軍も2軍も、まだまだ目の離せない戦いが続きそうだ。