月間アカデミー賞発表(8月編)
毎試合の『中日ドラゴンズアカデミー賞』を集計し、月間アカデミー賞を選出するこの企画。
今日は8月編の発表を行いたい。
その前に『中日ドラゴンズアカデミー賞』の基本ルールを確認しておきたい。
まず、賞の種類は以下のようになっている。
■主演選手賞:試合のMVP。基本1試合1名だが、負けた試合は受賞者なしが多い。
■助演選手賞:試合の準MVP。1試合につき0~2名を選出。
■ゴールデンラズベリー賞:試合の逆MVP。負けた試合は1名受賞の可能性がある。
次に、選出基準だが、『如何にチームの勝利に貢献したか』を重視しており、打率や防御率などの「個人の評価」だけでは表現できない部分に重きを置いて選出している。
極端に言えば、4打数4安打の選手よりも、3打数無安打だが勝利に直結する四球を選んだ選手を選出することもあり得る。
(逆に、負けた試合は個人の評価を重視せざるを得ない。)
以上を踏まえ、月間アカデミー賞では、4つの賞を発表したいと思う。
■月間主演選手賞:該当期間に主演選手賞を最も多く受賞した選手。
■月間助演選手賞:該当期間に助演選手賞を最も多く受賞した選手。
■月間ゴールデンラズベリー賞:該当期間にゴールデンラズベリー賞を最も多く受賞した選手。
■月間アカデミー賞:主演選手賞を2pt、助演選手賞を1pt、ゴールデンラズベリー賞を-2ptとして計算し、該当期間に最も多くのポイントを獲得した選手。
それでは早速、月間アカデミー賞(8月編)を発表する。
■月間主演選手賞
大野 雄大 投手、ヤリエル・ロドリゲス 投手
月間主演選手賞は2名の同時受賞となった。
8月に驚異的な投球をし続けた2人の先発投手、大野投手とヤリエル投手が、いずれも月間3回の主演選手賞を受賞し、見事『月間主演選手賞』に輝いた。
受賞した試合が簡単に頭に思い浮かぶため、意外性の無い予想通りの結果であると言えよう。
なお、次点は月間2回の主演選手賞を受賞した阿部寿樹選手。
試合を決定づける勝負強い打撃は、8月も健在であった。
■月間助演選手賞
大島 洋平 選手
月間で4回の助演選手賞を獲得した大島選手が受賞。
特筆すべきは8/21~8/23のベイスターズ3連戦。
2打点・猛打賞・猛打賞の活躍で、見事3試合連続の助演選手賞を受賞。
昨日の試合は悔しい最終打者となってしまったが、それ以上の活躍を8月は見せてくれていたことを忘れてはならない。
次点は2回選出で以下9名が並んでいるが、7月までどの賞にも選出されず、まるで空気のような存在だった福田選手の名前が出てきたことが嬉しい。
(谷元・福谷・祖父江・勝野・郡司・京田・高橋・阿部・福田 選手)
■月間ゴールデンラズベリー賞
小笠原・岡田・福谷・ゴンザレス・ヤリエル・京田・高橋・大島 選手
不名誉な月間ゴールデンラズベリー賞は8名の同時受賞。
ただ、いずれも月間1回の受賞であり、特別チームの足を引っ張った選手がいるわけではない。
印象で選ぶとすれば、8/20スワローズ戦の岡田投手と、8/25タイガース戦の小笠原投手。
どちらも連続四球で試合を壊してしまった反省すべき投球内容であった。
■月間アカデミー賞
2位(4pt):ヤリエル・ロドリゲス 投手、勝野 昌慶 投手、福田 永将 選手
月間アカデミー賞の第2位は、4pt獲得で3名が同時受賞。
注目したいのは勝野投手。
1軍登録を抹消されていた期間が長かったにも関わらず、チームへの貢献度は高い。
今日、また1軍登録を抹消されてしまったが、1試合でも多く登板してもらいたい投手だ。
1位(6pt):大野 雄大 投手、阿部 寿樹 選手
月間アカデミー賞の第1位は、6pt獲得で2名が同時受賞。
大野投手の受賞は想定内だが、特筆すべきは阿部選手。
8月に入りホームランを量産、打率も徐々に上げてきており、これからが楽しみだ。
目立たないが守備の貢献度も非常に高く、いつの間にか代えの効かない選手となっている。
さて、逆に今月全く目立たなかったのが、先月月間アカデミー賞を含む3冠を受賞したビシエド選手。なんと8月は助演選手賞を1度獲得したのみだ。
8月初めは連続打席無安打に苦しみ、途中復調したものの、月末は再び苦しんでいた印象。
逆に、大野投手は先月(6・7月)に限ると助演選手賞を2度獲得したのみにとどまる。
明日からドラゴンズ『反攻の9月』へ。
6・7月を引っ張った「4番」と8月を支えた「エース」が噛み合えば、上位進出も夢ではないはずだ。