チームの勝ちが全てですから。
結果は3-1でドラゴンズの勝利。
昨日連勝が4でストップしたドラゴンズ。
その連勝を無駄にしないためにも、今日の試合は非常に重要であった。
そんな中、負けてもおかしくない試合展開を執念でものにしたドラゴンズ。
昨日の良い負け方のおかげで、勝ちパターン投手を起用できる状況だったのが大きかった。
■主演選手賞
遠藤 一星 選手
序盤からチャンスをつくりながら、得点に結びつけられないドラゴンズ。
7回には相手のエラーから無死満塁の絶好機を迎えるも、まさかまさかの無得点。
試合の流れを自ら手放していく展開であったが、8回に21試合自責点ゼロ継続中の石田投手から執念の得点をもぎ取る。
阿部選手・京田選手・郡司選手の出塁も見事であったが、喉から手が出るほど欲しかった得点をもたらしたのは、遠藤選手の犠牲フライ。
普段から、『個人の目標より、まずはチームの優勝』と言い続ける男が、その言葉を体現するように自らを犠牲にして、勝利打点をもぎ取った。
■助演選手賞
松葉 貴大 投手
7回1失点の素晴らしい投球。
勝野投手や福谷投手のように相手を直球で押し込むタイプではないので、なんとなく登板前は不安になってしまうが、そろそろ考えを改めなければならない。
ランナーを出しても落ち着いてゴロの山を築く。
バントも丁寧に決め、先制点につなげる。
何も文句を言う必要がないだろう。
印象的だったのは試合後のヒーローインタビュー。
自身に白星が付かなかったことを問われ一言。
『チームの勝ちが全てですから。』
遠藤選手も松葉投手も、決してチームの中心選手ではない。それでも、チームの勝利を願う想いは人一倍強い。
今日の試合は、そんな2人のチームに対する想いが、ドラゴンズに勝利もたらしてくれた気がする。
■助演選手賞
大島 洋平 選手
3回の先制タイムリーももちろんだが、大きかったのは8回の3点目となるタイムリーヒット。
2点差となり一番喜んだのは、守護神のライデル・マルティネス投手だろう。
さて、5勝1敗の奇跡を信じていたら、残り4勝1敗と奇跡が少し近づいたので、明日からは4勝1敗の奇跡を信じて、応援して行こうと思う。
ひとつずつ、勝ち星を積み重ねていこう。
