2020/8/2 対東京ヤクルトスワローズ
ナゴヤドームでの対スワローズ第3戦。
結果は0-0で引き分け。
■主演選手賞
梅津 晃大 投手
『野球は投手が点を取られなければ負けない。』
そんな野球の“格言”を正真正銘実行したのは、ドラゴンズ先発の梅津投手。
延長戦が10回までの今シーズンにおいて、先発投手が10回無失点の投球をすることは、その試合に絶対に負けない究極のピッチングをしたことになる。
投球内容については結果の示す通り素晴らしいの一言で、ピンチで“怪物”村上選手をダブルプレーに仕留めるなど、文句のつけようがなかった。
また、今シーズン2度ピッチャーゴロを1塁へ送球ミスしている梅津投手だが、今日は5回程あったピッチャーゴロをミスなく捌いた。
そのうち4回は自らファーストベース付近まで走ってからのアンダートス。
本質的な解決策ではないかもしれないが、課題を認識し対策を練習してきたことを感じさせた。
援護点に恵まれず勝ち投手となることは出来なかったが、10回を投げ切ったことは大きな自信となるはずだ。
今日は負け投手とならなかったことに、大きく胸を張って欲しい。
■助演選手賞
木下 拓哉 選手
梅津投手とコンビを組み10回を完封。
梅津投手はA・マルティネス捕手とコンビを組む試合が多かっただけに、木下捕手でも全く問題がないことを結果で証明してみせた。
さて、この3連戦、大野投手が完投・勝野投手が8回・梅津投手が10回と、先発投手が素晴らしい投球をみせた。
さらに試合前には、ウエスタン・リーグで圧倒的な投球を見せていたヤリエル・ロドリゲス投手が支配下登録され、近々の先発登板が予想される。
一気に激戦区となった先発ローテーションだが、競争はチームにプラスの効果しか及ばさない。
少しでも気の抜けた投球を見せれば、ローテーションから脱落する。
そんな好循環が生まれてきそうな気配だ。