山本拓実の評価や如何に
2020/6/6 対西武ライオンズ 練習試合
メットライフドームでの対ライオンズ第2戦。
結果は7-5でドラゴンズの勝利。
ところで、祖父江投手の登板が何故か多いですが、今更力量を試す投手でもないので、練習試合でも便利屋として起用されている感じがします。
それとも連投テストでしょうか。
そこも祖父江投手の良いところですね。
京田選手から堂上選手への交代タイミングが不自然でしたが、アクシデントでなければ良いですが。
■主演選手賞
大島 洋平 選手
決勝点となる6点目のタイムリーヒットを6回に放った大島選手を選出。
3点差を同点に追いつかれ4対4の嫌なムードの中、6回表にシエラ選手のホームランで勝ち越したドラゴンズ。
しかし、ライオンズ山賊打線を相手に1点差など無いようなもの。
そんな中、チャンスでしぶとくライト前へ運ぶタイムリー。結果2点差となったことで、直後の6回裏にソロホームランを打たれるも、なんとか逃げ切ることに成功した。
その他にも先制のホームを踏むなど猛打賞の活躍。
チームの勝利に大きく貢献した。
■助演選手賞
木下 拓哉 選手
久々のスタメンマスクで、こちらも猛打賞の活躍。
特に6回と8回は貴重なチーム6点目・7点目のホームを踏むなど、重要な場面でのヒットによる出塁が続いた。
最近は抑え捕手としての途中出場が続いていただけに、大きなアピールになったのではないか。
課題は打撃の継続性である。
確かな実力に裏付けされた打撃であることを、残りの練習試合でも示してもらいたい。
■助演選手賞
又吉 克樹 投手
スワローズ戦に続き、2試合連続で相手の流れを断ち切る好リリーフを見せてくれた。
4回に先発山本投手が4点を失い、5回の表を終わり4対4の同点。
流れはライオンズに傾く中、5回裏から2番手として登板。1回1/3を完璧に抑え、ドラゴンズの勝ち越し点を呼び込んだ。
又吉投手、最近の好投の要因は何かだろうか。
あまり大きな変化は感じないのだが、昨年から比べると投球フォームの左足の使い方が変わったように見える。
左足を上げて前に踏み出す際、左足の爪先を軸足である右足とクロスさせるようになった。
これは昨年最多勝を獲得した山口俊投手が特徴としていた動作だ。
いわゆる、ヒップファーストを意識しているのだろうか。
この動作が及ぼす影響については定かでないが、又吉投手が何かのきっかけを掴めているのであれば、今後も同じような活躍が見られるはずだ。
さて、先発した山本投手。
相変わらず無駄なフォアボールがあり、スタミナが切れてくると相手に捉えられる。
ただ、一つ一つのボールは昨年よりも確実にレベルアップしており、ストレートの球速も増しているしスラッターやカーブなどの変化球のキレも向上している。
打たれた選手が、昨日今日と誰も抑えられていないスパンジェンバーグ選手というのも評価が悩ましい。
吉見投手・岡野投手との先発ローテーション争いは、もしかしたら一歩後退したかもしれないが、最終試験は来週に持ち越しだろう。
次回は先発として期待したいイニング数である6イニングを是非投げてもらいたい。
開幕ローテーション投手が5回までしか投げられないとなると、中継ぎ投手陣に負担がかかる。
山本投手も2軍では先発完投を少なからずしていた投手である。
来週は開幕ローテとしての資格が問われる一戦になりそうだ。