2020/7/19 対阪神タイガース
甲子園球場での対タイガース第3戦。
結果は3-11でドラゴンズの敗戦。
ビジターの試合でも、通常3連敗するのは稀であり、悪くても1勝2敗で切る抜ける場合が多い。
それはやはり、余程の戦力差がない限り、3試合中1試合は勝てる流れのゲームになるからだ。
このタイガース3連戦において、勝てる流れの試合は今日であった。
その勝てる試合を、ほぼ自滅という形で落とした今日の試合は、最下位ドラゴンズをどん底に突き落とすには十分すぎる。
来週のジャイアンツ戦、相手の先発は菅野・戸郷である。
必ずこの後やってくるであろうチームの好調期に、巻き返せる位置で踏みとどまっていられるか。
先が真っ暗になる程、ポジティブな要素が見つからない今日の敗戦に、強気な言葉は浮かんでこない。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
ビシエド 選手
3回に一時は1点差に詰め寄るソロホームラン。
猛打賞の活躍で、まさに孤軍奮闘である。
藤嶋 健人 投手
一死満塁という厳しい場面でマウンドに上がった藤嶋投手。
結果3失点は責められないが、うち押し出しが2つというのは頂けない。
ストレートが高めに浮いて全くコントロールできないのであれば、スプリットにすぐに切り替えるべきであった。
スプリットでストライクが取れる自分の長所を、満塁の場面でも信じる気持ちが、今日は欠けていた。
さて、今日の試合は4回表に相手のエラーで同点に追いつき、なおもイケイケな場面で無得点。
そして4回裏に梅津投手の悪送球からピンチを招き、藤嶋投手の2連続押し出し。
6回には京田選手と福田選手のお見合いで追加点を献上。
梅津投手の1塁への悪送球はカープ戦で経験済み。
フライのお見合いは今シーズン2回経験済み。
スポーツにミスは付き物だが、少年野球のような低レベルなミスを繰り返すのは、プロとして恥ずかしい。
昨シーズン鉄壁の守備を誇ったドラゴンズが、まるで守備が弱点であったタイガースやカープのような有り様である。
『守備に調子の波はない』とは、なるほどその通りであると頷ける言葉であるが、果たしてこの惨状をどう説明すれば良いのだろうか。
まぁこれも、シーズン全体の大きなうねりがもたらしているものなのであろう。