2020/7/17 対阪神タイガース
甲子園球場での対タイガース第1戦。
結果は1-4でドラゴンズの敗戦。
昨日の試合で阿部選手が復調の兆しを見せたことも関係があるのだろう。
“残された絶不調”平田選手がスタメン起用された。福田選手をスタメンから外しての起用だ。
期待に応えたい平田選手だが、相変わらず打ったボールは全てボテボテのゴロにしかならない。
2打席凡退後の第3打席は、無死一塁の場面で最悪のダブルプレー。
一死1・2塁で迎えた第4打席は、誰もが代打を期待した場面だと思うが、そのまま打席に入り空振りの三振。
結局この試合も復調は叶わず、平田選手の活躍を信じてスタメンとして送り出した首脳陣の、期待に応えることはできなかった。
今日の試合は、平田選手の復調に捧げた試合。
その日の勝利の為に1失点の先発投手を1回で降板させる監督もいれば、その日の勝利よりも選手の復調を優先する監督もいる。
賛否はあるだろうが、長期的な視点で見れば、決して無駄な試合ではない。
いや、何より平田選手自身が、この試合が無駄ではなかったことを証明しないといけない。
個人に捧げることの出来る試合数は限られている。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
ビシエド 選手
チーム6安打中3安打を放つ活躍。
ライトスタンドへの本塁打は、ビシエド選手特有の相手を呆然とさせる一発だ。
溝脇 隼人 選手
3回裏のエラーがチームの流れを悪くした。
ファールゾーンからフェアゾーンに戻ってくる珍しい打球で、捌くのは非常に難しい。
良い送球をしてもセーフだった可能性が高い。
高橋選手の代役である溝脇選手を1つのエラーで責めるのは酷だ。
そこを抑えてこそエース大野投手だ、という見方もできる。
しかし今日の試合は、結果的にあのエラーが致命的だったように思う。
守備力の高さがセールスポイントの溝脇選手だが、ここ最近は守備のミスが目立つ。
レギュラー奪取のチャンスは、少しずつ遠のいている気がする。
さて、捕手・セカンド・サード・ライト。
日替わり打線も4ポジションとなると、打線の安定感は望めない。
阿部選手の復調が確かなものになるまで。
平田選手が復活するまで。
高橋選手が怪我から戻るまで。
首脳陣が誰をスタメン起用するか。
一日一日の采配が勝敗を左右する、そんな試合が続きそうだ。