迷ったら打力
先週はドラゴンズにとって悲惨な1週間であった。
『代打・三ッ間』に始まり、『守護神・岡田の炎上』・『ナゴヤドーム最多の19失点』を挟んで最後は『キャプテン高橋周平離脱』。
気が付けば順位もタイガースと同率の最下位、借金は今シーズン最多の「4」にまで膨らんだ。
しかし、このままズルズルと終戦するわけにはいかない。
何としても他球団にしがみついていかなくてはいけない。
ところで、少し冷静になってみると、怪我人によりドラゴンズの戦力が大きく削られてはいるが、他球団にも主力選手の怪我は相次いでいる。
直近2週間ほどを見ても、ジャイアンツは坂本選手・デラロサ投手・田口投手、カープは森下投手、タイガースはマルテ選手と、怪我の大小はあるものの主力選手の離脱が止まらない。
また、本日DeNAのオースティン選手が登録抹消。
スワローズは坂口選手死球の影響が心配されている。
そう考えると、ドラゴンズの戦力が下がったことをあまり悲観する必要はない。
相手も確実に弱くなっているのだ。
さて、頭の中をポジティブに整理したところで、明日からのDeNA戦を考えてみる。
目下の課題は、スタメン・打順をどのようにするかという点である。
ドラゴンズの先発予定は、山本投手・松葉投手・岡野投手。
相手は強力なDeNA打線。
先発投手がどんなに頑張ったとしても、打線が最低5得点しないと勝利は掴めそうにない。
先発投手は6回4失点で勝ちパターンに継投。
打線は6回までに5得点して逃げ切りに持ち込む。
これが理想的かつ現実的な試合展開のように思える。
そうなるとDeNA戦は、『迷ったら打力』のスタメン起用が必要だ。
■ 捕手(木下選手 or A・マルティネス選手)
木下選手のラッキー期間が切れてきた。
余談だが、毎年発生するジャイアンツ小林捕手のラッキー期間も、このあたりの試合消化数でいつも終了する(今年は怪我で離脱をしているが)。
高橋選手が離脱した今、クリーンアップを打てるのは福田選手・ビシエド選手・Aマルティネス選手のみ。
ここは『迷ったら打力』で A・マルティネス選手を起用したい。
■ セカンド(阿部選手 or 溝脇選手 or 石川駿選手)
この3選手で現状一番打力が高いのは、石川駿選手。
守備の懸念はあるが、『迷ったら打力』で石川駿選手を起用したい。
6番打者としてなら申し分なくフィットしそうだ。
■ ライト(平田選手 or 遠藤選手 or 井領選手 or 石垣選手 or 武田選手)
この5選手で現状一番打力が高いのは、井領選手。
左打ちということもあり、2番打者として起用したい。
■ サード(石川昂弥選手 or 石垣選手)
石垣選手を起用したいところだが、1軍に上がってきたということは、石川昂弥選手を中心に起用されそうだ。
まずは1軍投手の球に順応しなくてはいけない。
打順は、打てないことを前提に8番打者として起用したい。
上記の起用で打順を組むと、以下のようなオーダーになる。
1番:センター・大島
2番:ライト・井領
3番:キャッチャー・Aマルティネス
4番:ファースト・ビシエド
5番:レフト・福田
6番:セカンド・石川駿
7番:ショート・京田
8番:サード・石川昂弥
しかし、初戦のDeNA先発は大貫投手。
先週のタイガース戦で左打者中心に打ち込まれた結果を、首脳陣は確認しているだろう。
従って、明日は以下の打順を予想する。
1番:センター・大島
2番:セカンド・溝脇
3番:キャッチャー・Aマルティネス
4番:ファースト・ビシエド
5番:レフト・福田
6番:ライト・井領
7番:ショート・京田
8番:サード・石川昂弥
もしかしたら、左右のバランスの関係で、5番福田と6番井領を入れ替えるかもしれないが、このような感じがベストか。
弱い先発投手陣を、打線が援護し、好調な救援陣につなぐ。
まさに、現在首位のスワローズの戦い方である。
それが出来れば、まだまだ浮上の余地は残っている。
DeNA三連戦は、『迷ったら打力』の起用に期待をしたい。