2020/7/3 対読売ジャイアンツ
結果は0-5でドラゴンズの敗戦。
最終的に点差が付いたものの、試合終盤まで手に汗握る投手戦。
ドラゴンズは敗戦したもの、勝利したタイガース戦よりも、観戦していて楽しく感じた。
これぞ、”プロ野球"といえる試合を見せてもらった。
試合終盤には、Aマルティネス選手や溝脇選手が打席に立ち、ルーキーの橋本投手は満塁の場面で登板。
結果は伴わなかったが、より筋肉質なチームになるための、良い筋トレを行うことができた。
シーズン半分くらいは負け試合であることを考えると、今日は理想的な負け方であった。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
大野 雄大 投手
今日の大野投手は7回1失点の素晴らしい投球。内容的にも菅野投手に引けを取らない、エースの意地を感じた投球内容であった。
7回を投げ切ったことで、連投が続くプルペン陣を休ませることもできた。
このピッチングができれば心配はいらない。勝ち星は自然とついてくる。
さて、今日は試合よりも大打撃のニュースがあった。
アルモンテ選手の負傷離脱である。
怪我が多く予想されるシーズンではあったが、これで又吉投手・堂上選手・アルモンテ選手と立て続けに離脱。
選手層に不安を抱えるドラゴンズ。
じわじわと削られる戦力は、後にボディブローのように効いてくる。
正直、野手陣(捕手以外)でスタメンを張り続けられる能力があるのは、現状、今日のスタメンにアルモンテ選手を加えた8人のみと考えている。
更には、三遊間の高橋選手と京田選手が仮に離脱した際、最低限の守備力を維持できるのは堂上選手だけだ。
野手については、これでもう誰一人欠くことのできない瀬戸際の状況に追い込まれたといっても過言ではない。
楽観的な視点を排除すると、あと1人レギュラーが欠けたら、高確率で失速する。
ここは、首脳陣の腕の見せ所である。
ポイントは、新戦力となりそうな選手たちに、余裕のある段階から、出場機会を与えていくことかもしれない。
経験のある堂上選手や福田選手が控えているのとは、状況が違う。
例えば今日出場した溝脇選手。
レギュラーの誰かが怪我をして、出場しなくてはいけない状況ができてしまうよりも、レギュラーがいるうちに、スタメンでの出場機会を与えた方が良いと感じる。
例え活躍できなくても、レギュラーがベンチに控えていることの余裕は、チームにとって大きい。
目先の試合だけでなく、シーズン全体を考えたマネジメントが早くも必要な状況だ。
逆に、控え選手にとってはチャンスである。
三遊間でいえば、堂上選手の離脱により、溝脇選手のみならず2軍の石垣選手あたりもチャンスが巡ってきそうな感じがする。
怪我人が増えるのが先か、戦力が増えるのが先か。
アルモンテ選手の離脱により、チームは早くも崖っぷちに追い込まれている。