中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

勝利を喜ぶことができる、その日まで


ブログランキングに参加しています。
この記事を読んで「参考になったよ!」という人は応援クリックをお願いします。
↓ ↓ ↓ 
にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村

2020/6/19 対ヤクルトスワローズ


神宮球場での対スワローズ第1戦。

結果は9-7でドラゴンズの勝利。

開幕戦を見事勝利で飾りました。

 

しかし、開幕戦からド派手な打ち合いを見せてくれました。

打ちも打ったり、スタメン野手全員安打に途中出場の野手も加わり、計18安打の大爆発

 

投手戦が多い印象の開幕戦ですが、結果的には試合途中まで乗り遅れていた平田選手も含め、野手みんながシーズンのスタートを切れて良かった。

 

投手陣も橋本投手とゴンサレス投手以外は、初登板を経験できました。

 

まぁ、スワローズにも同じことが言えますが。

 

では早速、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表します。

 

 

■主演選手賞

 岡田 俊哉 投手

 

練習試合から結果が出ずに苦しんでいた岡田投手。今日も満塁のピンチを迎えるなど苦しいピッチングだった。

 

しかし、シチュエーションは開幕戦

度々苦杯を嘗めさせられている、魔の神宮球場

10回裏2点差での登板である。

 

内容はどうであれ、結果無失点でセーブをあげたことに、今日は主演選手賞を送りたい。

 

コントロールも練習試合よりはまとまってきており、いつもの岡田投手のボールは投げることができていた。

 

 

■助演選手賞

 堂上 直倫 選手

 

今日の試合は全ての野手が素晴らしい活躍だったため選ぶのが難しいが、10回表逆転となる犠牲フライを放った堂上選手を選出。

 

遠藤選手の素晴らしい出塁から、大島選手と平田選手がバントを失敗してるうちに、何故かノーアウト満塁に。

 

代打として起用された堂上選手は、最低限だが最高の仕事をしてくれた。

 

長い試合となり、雨の為ドロドロのユニフォームを着た選手が多い中、涼しげに1打席でヒーローインタビューを受ける姿が印象的だった。

 

 

■助演選手賞

 京田 陽太 選手

 

7回表に同点タイムリーを放った京田選手を選出。

ドラゴンズが点を取ればスワローズに点を取られるという典型的な負け試合の中、よく7回に追いついた。

 

アルモンテ選手や高橋選手のヒットも素晴らしかったし、京田選手も1死3塁で当てに行かずしっかりと強い当たりを打てたのが良かった。

 

京田選手にヒットが出ると打順のつながりがとても良くなる。

7番とはいえ、今後もチャンスでの打席が増えてきそうだ。

 

 

 

さて、話は少し遡るが、昨日の開幕1軍メンバー発表でショッキングな出来事があった。

 

藤嶋健人投手がメンバーを外れ、報道によると小笠原慎之介投手も開幕ローテーションを外れるということだ。

 

2人とも、キャンプ当初からずっと自分本来のボールを投げることができていなかった。

 

しかし、どうしようもない程炎上した試合があったわけではなく、これまでの実績や20代前半という年齢からくる期待も含めて、まさか開幕メンバーから漏れるとは考えていなかった。

 

特に小笠原投手は、今週火曜日に2軍戦で登板。

柳選手に続き2番手で登板し”調整の3イニング”を無難に終えたばかり。

本人も驚いているのではないだろうか。

 

首脳陣としては、「実績はあるが本来の実力が発揮できていない選手」よりも「実績はなくても実力が発揮できている選手」を選択したのだろう。

後者の代表格が山本拓実投手である。

 

それにしても、これまでも2軍に降格させる機会はあっただろうに、最終段階で開幕メンバーから外すとは。

 

塾の模擬試験には合格し続けたものの、本番の入試で不合格になった学生のようだ。

別に庇うつもりはないが、両投手ともドラゴンズ若手投手陣の先導役である。

それなりにプライドもあるだろう。

 

山本投手に開幕ローテを奪われた小笠原投手の気持ちを考えると居たたまれない気持ちになる。

実力主義のプロの世界は厳しい。

 

 

セットアッパーとして緊迫した場面で登板し、1点差を守り抜き岡田投手にバトンを渡す。

藤嶋投手の頭の中では、何回も開幕戦のシミュレーションが行われていただろう。

 

もし登板機会がなくても、ブルペンからチームの勝利を誰よりも願い、応援していたことだろう。

それが藤嶋健人という投手だ。

 

今日の開幕戦の勝利が、2人の目にはどう映ったのだろうか。

 

素直に各選手の活躍を、ドラゴンズの勝利を、喜ぶことができただろうか。

 

悔しさを糧に。

両投手がまた、全力でドラゴンズの勝利を祝える場に戻ってくることを、ファンは待っている。

 

 

長男・小笠原投手と次男・藤嶋投手の話はこちら↓↓